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高尾やっと素直になったな!w
緑間後で話は聞く。それとちゃんとした日本語を使え
緑間くんは相変わらずだな、と笑いが零れた。
昼休みになると、2人はお弁当を持って私の方へと振り向いた。
高「今日は天気いいし屋上で食べようぜ!」
緑「ついでに3年生の教室にも用事がある」
『う、うん!分かった!』
私もお弁当を持って2人について行くと3年生に用事があると言っていたのにそのまま屋上へとやってきた。
『3年生のとこ寄らなくて良かったの?』
緑「あんなのはただの口実だ」
高「それと、朝何かあったんだろ?」
『………うん』
私は折りたたんだ紙を1枚、2人に渡した。紙を広げ内容を見た2人は驚いた声を上げた。
高「んだよ、これ!!」
緑「ふざけた事を…」
『……ごめんね、バスケ部のイメージが悪くなるようなことになっ、』
高「Aちゃんが謝る必要がどこにあんだよ!」
『っ!』
高尾くんが荒々しく声を上げ、私は驚いて目を見開いた。
高「言っとくけどな、Aちゃんが謝る必要なんて1つもない!申し訳ないとか思ってるんだろうけど、これは俺達が勝手に首を突っ込んでるだけだからな!」
緑「むしろ謝るべきはあいつらなのだよ、土下座しても許されるようなことではないがな」
高「それに、そろそろじゃねぇかな?」
高尾くんの言う"そろそろ"というのは、おそらく彼女らが私を呼び出すことを指している。
私も何となく察していた。教室を出る際、如月さんが鋭く私を睨んでいたから。
今日か明日には何かアクションがあるだろう。
緑「A、分かっているな?絶対に無理はするな」
『うん!』
私は笑顔で大きく頷いたが心の中で2人に"ごめんね…"と謝った。
多少なりとも無理をしないと、自分がやらないとこれは解決できないから。
そしてお昼ご飯を食べ終え、私たちは教室に帰った。
▼
授業も終わり、放課後になる。私は鞄を持って体育館へと向かっていると、
如「Aさん」
『…なに?私、部活があるんだけど』
「いいから黙って来なさいよ」
数人に腕を掴まれ私は人気のいない所まで連れてこられた。
呼び出しというより連行だな、これ。
如「あんた…いい加減にしなさいよ」
『何が?…っ!?』
バチンッ!!!と乾いた音が響く。
私は一瞬何が起きたのかわからなかったが、次第に熱を持ったように左頬が痛み出す。
如「分からないなら体に聞かせるしかないわよね」
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雪泉(プロフ) - 奏さん» コメントありがとうございます!意外に秀徳のお話が少ないなと思ってもう自分が書いてしまえ!という感じで始めました!自己満なお話ですが、喜んでもらえてすごく嬉しいです(泣) これからもこの作品をよろしくお願いします!本当にありがとうございます! (2020年4月23日 22時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 1年トリオが可愛すぎるし、それを見守る3年トリオが優しすぎてツラいです(笑)黒バスは秀徳最推しなので内容とかいろいろ歓喜です!! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - RENさん» コメントありがとうございます!遅い更新になるかもしれませんが、頑張ります!RENさんも体調には十分気を付けてお過ごしください!本当にありがとうございます! (2020年4月22日 21時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
REN(プロフ) - 帰宅部の私がマネージャーになりました。めっちゃ面白いです。コロナで体調管理に気をつけながら更新頑張ってください。応援しています。 (2020年4月22日 18時) (レス) id: e1030c49e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年4月15日 14時