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次の日、彼女の言っていた通り嫌がらせはエスカレートしていた。まず教室に入るとクラスの雰囲気が違い、みんな関わるまいと目を逸らす。
自分の席を見るとそこには花瓶に入った菊の花が置いてあった。
ｸｽｸｽと笑い声が聞こえ、そちらに目を向けるとあのグループが私の方を見て笑っていた。
高｢おはよー｣
高尾くんと緑間くんがやってきた。私は何も言わないまま花瓶を後ろの棚へ置く。
花を見て2人も一瞬固まるのが目の端で見えた。
｢2人ともその子の近くにいると縁起が悪いよ〜？｣
｢そうそう！こっち来てお話しようよ！｣
耳障りな声が聞こえる。
2人は味方だと分かっていても、どこか不安になってしまい横目で見つめた。
緑｢悪いがそんな暇はないのだよ｣
緑間くんはバッサリと言い捨て席に着き、高尾くんもいつもの様に席に座った。
私は普段と変わらない2人に安心してﾎｯと息をついた。
▼
それからというもの、少しでも隙を見せれば彼女らは嫌がらせをしてきた。教科書やノートは落書きをされたりカッターでズタズタにされたり、酷い時は机の中にカミソリを入れられ手をケガした時もあった。
部活中はマネージャー業に集中できるので1番楽だった。
けれどある日、
『なに……これ…』
教室に入るとそこには、黒板に書き殴ったような文字で、
《バスケ部マネージャーAA！！援交尻軽女！！》
と書かれており、合成で作られたポスターまで何枚も貼ってあったのだ。ずっと堪えていたものが涙となって溢れそうになる。
『…っ』
でもここで泣いたらあいつらが調子に乗る。ｸﾞｯと耐えてポスターを剥がし、黒板の文字も消した。
｢バスケ部のマネージャーがそんな事していいわけー？｣
｢ただのビッチじゃん｣
｢バスケ部が可哀想ー｣
私は貼り紙をバックの中に押し込め、必死に聞こえないふりをして席に着いた。HRギリギリに2人はやってきたが、私の様子がおかしい事にすぐ気付いたようだった。
私は2人に何も言わないつもりだったが、高尾くんの言葉が頭をよぎった。
"｢辛かったらすぐ俺達に言うこと！分かった？｣"
今日
A………ちょっと、つらたにえん
私はこっそりLINEでそう2人にメッセージを送った。
既読はすぐにつき、あの緑間くんでさえLINEを見てくれた事が嬉しかったりけれどその反面、巻き込んでしまっていることが申し訳なかった。
しかしそんな私を見抜いてか、2人から返信が返ってきた。
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雪泉(プロフ) - 奏さん» コメントありがとうございます！意外に秀徳のお話が少ないなと思ってもう自分が書いてしまえ！という感じで始めました！自己満なお話ですが、喜んでもらえてすごく嬉しいです(泣) これからもこの作品をよろしくお願いします！本当にありがとうございます！ (2020年4月23日 22時) (
レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 1年トリオが可愛すぎるし、それを見守る3年トリオが優しすぎてツラいです(笑)黒バスは秀徳最推しなので内容とかいろいろ歓喜です!! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - RENさん» コメントありがとうございます！遅い更新になるかもしれませんが、頑張ります！RENさんも体調には十分気を付けてお過ごしください！本当にありがとうございます！ (2020年4月22日 21時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
REN(プロフ) - 帰宅部の私がマネージャーになりました。めっちゃ面白いです。コロナで体調管理に気をつけながら更新頑張ってください。応援しています。 (2020年4月22日 18時) (レス) id: e1030c49e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪泉 | 作成日時：2020年4月15日 14時
