114個目 vs誠凛 ページ18
パスが次々まわり緑間くんへと渡る。
シュートモーションに入るが、またもや火神くんのブロック。
火「言ったはずだぜ!無駄だ!!」
「アウトオブバウンズ!オレンジボール!」
もうそろそろ誠凛の人たちは違和感を感じているはず。なぜなら緑間くんがやっていることは前と変わっていないから。
緑「言っておくが新技などないのだよ。俺が今日までやってきたのはひたすら体力アップの基礎トレーニングだ。確かにお前と俺の相性は悪いかもしれん、だが舐めるなよ……その程度で付け焼き刃の武器を身に付けるほど、俺のシュートは安くない」
そう、緑間くんはひたすら基礎トレーニングを続けてきた。その為にプロテインまで飲むようになったしね。
緑「気づいているだろうが、俺のシュートは無限に撃ち続けられる訳ではない。しかしそれはお前のジャンプも同じだ、だったらやる事はひとつなのだよ。お前が飛べなくなるまで撃てばいいだけの話だ……例えそれが、万でも億でもな」
火「はっ、おもしれぇ…」
『……〜っ、万でも、億でもって……そんな撃つの…っ?』
私はベンチで1人笑いを堪えていた。
え、どゆこと????←
相変わらず例えが壮大すぎる。
緑「…(ギロッ)」
『ひぇっ…』
めっちゃ睨まれた!なんで聞こえたの!?
こっわ!!
第1Q 23−16、誠凛リードで試合が進む。
緑間くんのシュートは火神くんにブロックされ続けているが、
火「はぁ…はぁ……」
緑「どうした、もうへばったか?だとしたら拍子抜けなのだよ」
火「んなわけねぇだろ!てめぇもガンガンこいよ!」
ここから見てても分かる、明らかに火神くんの方が消耗している。
お姉ちゃん達の方を見ると、何か嫌な予感がしているのだろう
浮かない顔をしている。
『(嵐の前の静けさって、こういうものを言うんだろうな…)』
そして試合が動いた。誠凛のパスを宮地先輩がパスカット。
こぼれたボールを緑間くんが取り、シュートモーションに入った。
鉄「火神!」
火「させるか!」
またもや火神くんがブロックする為に飛んだが緑間くんはフェイクを仕掛けていた。そのままドリブルをして火神くんを抜くが、
火「まだだぁ!!」
それでも火神くんはあのスーパージャンプで緑間くんに追いついた。しかしほんの僅か緑間くんが早かった。
小「ついにかわされた!」
しかし緑間くんのシュートはリングに当たりゴールに入ることはなかった。
大「何!?」
木「外した!?」
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雪泉(プロフ) - 奏さん» コメントありがとうございます!意外に秀徳のお話が少ないなと思ってもう自分が書いてしまえ!という感じで始めました!自己満なお話ですが、喜んでもらえてすごく嬉しいです(泣) これからもこの作品をよろしくお願いします!本当にありがとうございます! (2020年4月23日 22時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 1年トリオが可愛すぎるし、それを見守る3年トリオが優しすぎてツラいです(笑)黒バスは秀徳最推しなので内容とかいろいろ歓喜です!! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - RENさん» コメントありがとうございます!遅い更新になるかもしれませんが、頑張ります!RENさんも体調には十分気を付けてお過ごしください!本当にありがとうございます! (2020年4月22日 21時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
REN(プロフ) - 帰宅部の私がマネージャーになりました。めっちゃ面白いです。コロナで体調管理に気をつけながら更新頑張ってください。応援しています。 (2020年4月22日 18時) (レス) id: e1030c49e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年4月15日 14時