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17個目 ページ18

高尾くんはボールを自由自在に操り、味方へとパスを出す。
そのパスも後ろや走ってきた選手へ、まるで見えていたかの様に正確にパスを出していた。

そして緑間くんは……



ただただすごかった。



中2の時に見たシュートより、ずっとずっと洗練され綺麗にゴールへと吸い込まれていく。そこに入ることが当たり前かのように…
いつまでも見ていたくなる彼のシュートに、私は釘付けになっていた。









宮「おい、なんか用か?」

『…うわっ!?』

突然目の前にイケメンが現れ、一瞬時が止まり、ビクゥッと肩跳ね上がった。

『…っ、びっっっくりしたぁ…!』

宮「んだよ、人をオバケみたいに」

心臓が止まりかけた…!
てかやばいやばい、声を上げたせいでみんなの視線が私に注がれている…!
こういう展開苦手なのに!!

1人であたふたしていると

高「あれ?Aちゃん?」

宮「あ?高尾の知り合いか?」

高「クラスメイトっすよ!にしても来るの早くね?何かあった?」

『えっ、いやっ、その…っ、………あっ!!!』

キャパオーバーした私は、大声で体育館奥を指さした。すると案の定みんなつられてそっちの方を見る。
その瞬間、私はその場から逃げ出した。

『邪魔してごめんなさーい!!!』

一応謝罪の言葉を残して…


宮「な、何だったんだあいつ…」

高「だっはははっ!やっぱおもしれぇ!wwww」

緑「はぁ……」




『はぁっ、はぁっ…』

1度学校から飛び出し走った。
まさか朝イチからこんなに走るとは思わず、ふと顔を上げると目の前にコンビニが。

『せっかくだしお菓子でも買お…』

そう呟きながら私はコンビニへと入った。

お菓子コーナーに行きチョコを手に取る。今日はLet’s share ポッキー(極細)
そのまま会計をしようと歩くと、ふとおにぎりコーナーが目に入った。

『…迷惑をかけたお詫びにでも買うか』

緑間くんはまだしも高尾くんにはきっと迷惑をかけた。
クラスメイトがあんな奇行に走ったんだ、恥ずかしい思いをさせたかもしれない。
おにぎりで許してくれ…
とりあえず2人分のおにぎり(1人2個)を手に取って会計を済ませた。
私のじゃないのよ友達の分!と心の中で店員さんに言い訳をしながら

そのまま学校へと向かうと既に登校する生徒で溢れていた。
私もその流れにのりつつ自分のクラスへと向かう。教室に入るとまだ2人は来ていなかった。

とりあえず席につき1人ボケーッとしていると、

高「邪魔してごめんなさーいww」

『っ!?』

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設定タグ:黒子のバスケ , 緑間真太郎 , 秀徳   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月10日 19時

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