検索窓
今日:22 hit、昨日:27 hit、合計:204,504 hit

16個目 ページ17

『理由が知りたいなら私に聞かないで、本人からちゃんと聞いて。私、知ってるけど言うつもりないから!』

お姉ちゃんは誠凛に行ってキセキのなんちゃらっていうのを倒しててっぺん取るって言ってたし。緑間くんは私の返答にどこか納得いかない表情を浮かべるも考えは変わらないようだった。

緑「っ、まぁいい。いずれどこかで戦うことにはなる、その時に俺が証明してやるのだよ…」

私と緑間くんの間に少し険悪なムードが漂う、



訳もなく。

『ていうか語尾どうしたの?』

高「ぶっははは!wwww」

いやマジで気になるんだけど!
なのだよ、って…1回気にし始めるとずっと気になる!!

緑「笑うな高尾!!」

高「げほげほっ!マジでAちゃん最高すぎ!ってか、真ちゃんそろそろ行かねぇと宮地さん達にしばかれる!」

緑「あぁ、分かっているのだよ」

高「じゃあ俺ら部活行くわ!また明日なー!」

『はーい、部活頑張ってね〜』

そう言って教室を出ていく2人に手を振って見送った。



中2の時に1度だけ見た彼らのプレーはまだ協力し合っていた、それが個人主義プレーに変わった。
私は彼らの試合をちゃんと見た事はないから何も分からないけど、お姉ちゃんが大好きなバスケ部を辞めてしまう程の"何か"があったのだろう。

私が柄にもなく惹き付けられた、あのシュートをうつ貴方はもういないのかな。

なーんて…

『さっ、帰ろう』

まだ重みのない新しいスクールバッグを持って私は家へと帰った。





次の日_


私はまだ誰もいない学校の正門に立っていた。

『…来るの早すぎた!』

昨日は高尾くんと話しながら歩いていたせいで結局何分ぐらいで学校に着いたのか見ていなかった。
だから余裕を持って家を出たらあまりにも早すぎた。

え?今何時かって?
AM7:30
アホか!!!どんだけ余裕持ちたいの私!!!
まだ全然寝れたじゃんか!ありえん!!

『くっそー、』

そんな独り言を呟いていると、遠くから何かが聞こえてきた。
ボールをつく音、走り回る音、キュッキュッと靴の擦れる音、そして男の声。
私は何気なく音のする方へと足を向けた。

辿り着いた場所は体育館。こっそり中を覗くと、そこではバスケ部が朝練を行っていた。
秀徳は東京の強豪校だということは知っていたが、まさかこんな朝早くから練習をしていたなんて、流石強豪校だ。
みんな平均よりもずっと背が高く体格もいいし、そんな中で一際動きのいい2人を見つけた。


高尾くんと緑間くんだった。

17個目→←15個目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
158人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 緑間真太郎 , 秀徳   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月10日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。