18個目 ページ19
今日は何かと驚かされる日なのか、突然後ろから高尾くんがひょっこりはんしてきた。
『びっくりしたぁ…!』
高「はははっ!wwwいやいや、あんな去り方されたらいじりたくなるっしょ!ww」
『ぐっ…』
緑「もっと普通にできなかったのか」
『あれが1番だと思ったんだもん』
とにかく私じゃない何かにみんなの視線を向けたかったんだよ、恥ずかしいじゃん。
『あ、そうだ、こr「席つけーHR始めるぞー」ガッデム!』
高「wwじゃあまたあとでな〜」
そう言って2人は自分の席に戻った。渡しそびれたおにぎり片手に担任のタイミングの良さ?悪さ?を恨んだ。
「よし、じゃあ早速だが席替えするぞー」
えぇー!、やったー!、近くになれたらいいね!などなど
色んな声が辺りから上がっていた。
『窓際の後ろ…』
やっぱり1度は座りたいその場所、とりあえず窓際がいいな。
そんな事を考えているとくじの入った箱が回ってきた。
『……これだぁ!』
手を突っ込みピンときた瞬間にくじを引いた。
緊張の瞬間、紙に書かれた番号を黒板に書かれた番号と照合した。
『ありがとうございやすっ!!!!』
窓際の1番後ろを引き当てた。このくじ運を一番くじでも発揮して欲しい←
それからみんな自分の荷物を持ち席替えを始めた。
『〜♪』
気分良く席につくと、ガタッと誰かが隣に座り、誰だろう?とそちらを見るとあの特徴的な髪色が1番に目に入った。
『…緑間くん』
緑「Aが隣か」
『よろしくね』
緑「あぁ」
なんて挨拶していると
高「よっ、お二人さん!」
緑間くんの前の席に高尾くんがやってきた。
え、まじ?最高すぎないか
緑「…高尾」
高「ちょっとちょっと!そんな顔すんなよwにしても固まったな〜w」
『運を使い果たした気分だよ』
緑「こんな事で使い果たすんじゃないのだよ」
そしてそのままHRは終わり、そこで私はふと思い出した。
『あっ、これ2人にあげる』
そう言っておにぎりの入った袋を渡した。
高「え!?なになに!これくれんの!?」
緑「……どういう風の吹き回しだ」
『いやー、朝迷惑かけちゃったかなって思って、特に高尾くんに』
あの後大丈夫だったか聞くと、少し話題にはなったがすぐ練習に戻ったらしい。
良かった…
高「にしてもこれはありがてぇな!朝練があると昼までもたねぇんだよ」
『それは良かった、味は2人で好きなの分け合ってくれたまえ』
緑「A」
突然名前を呼ばれ、緑間くんの方へ振り向いた。
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月10日 19時