第3話 ページ4
合同練習は上手くいき、今は休憩時間
ふとバッグに手を入れると昼間摂取出来なかったゼリー飲料が入っていた
賞味期限が近い
私はゼリー飲料を摂取し始めた
すると食いついてきたのは赤毛の男の子
「？何を飲んでいるのですか？」
A「……ゼリー飲料だけど」
「確かお忙しい方がよく飲むものですよね。もしかして最近お時間に余裕が無いのですか？」
A「んー……まぁ？これご飯に最適だからかれこれ数年大体これ飲むかカップラーメンかな」
と言った瞬間Knightsの残りのメンバーが振り向いた
1人は「え、毎食？」という顔をし1人は「マジか……」という顔をし1人は「そうなのか！！」という顔をした
最後の1人は「ありえない……！」とでも言いたげな顔をしていた
そしてその人は私の元へ来て一言こう言った
「自分がアイドルって自覚ある訳ぇ？」
めっちゃ眉間にシワよってる
なんで？
「アンタ、普段何食べてる？」
そして私は迷わずこう言った
A「9割ゼリー飲料、たまのご褒美にカップラーメンです」
「はぁ！？サラダは！？魚は！？そんなもん食って生きてんの？！」
A「いや、主食にケチを付けられても……」
「もっと味のあるもの食べなよねぇ！」
A「いやゼリー飲料の味は日替わりなので味のあるものは食べてます」
「そういうことじゃないってば！！あーもーコイツ……！」
効果音に「ゴゴゴッ！！！」とつきそうなくらいに怒っている
「でも毎食ゼリー飲料って…飽きない？」
A「全然。手汚れないし食べながら作業出来るし…」
「ダイエット中のセッちゃんよりヤバいじゃん」
「……ていうか人のご飯にケチ付けるならセナが毎日お弁当作ってやったらどうだ？」
「はぁ！？」
A「え……！？」
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作者名：みくる | 作成日時：2023年7月13日 1時
