18.二度目の再開。 ページ19
***
《女王様のことで話したいことがあるから、この後会えないかしら？》
私の手にしているスマホに表示されているメッセージ。
それは今朝、交換したばかりのAさんのLINE。
たった今帰りのHRが終わり、特に部活もない私は荷物をまとめ、帰ろうとしているところだった。
連絡をくれたことと、これから会えるという楽しみを込めながら、即効でOKのスタンプを押す。
場所とかの指定がなかったから、きっとまた連絡がくるのかな。
そう思っていると、窓の方にやけに人が集まっていることに気づいた。
「なあ、見てみろよ。あんなとこにすっげー美人がいるぞ！」
「…わぁ、すっごい綺麗〜女優さんみたい！」
「うちらの校舎にいるよ！普通科かな？でも、制服ちがうよね？」
あんず「……？…」
クラスメイトが何やら騒がしい。
なんとなく気になったので、私も二階の窓を覗きこむ。
あんず「…！…あれって…。」
普通科の校門に、スマホをいじりながら立っていたのは、Aさんだった。
Aさんは、二階にいた私に気づくとニコニコと手を振ってきた。
クラスメイトの視線が一気に私に集まる。
体が一気に縮こまるが、今はこんなことをしている暇ではない。
あんず(Aさんを待たせちゃダメだ！)
遠くから見ても充分可愛い笑顔に癒されながらも、急いでスクバを持って、クラスメイトに別れを告げると走って校門へ向かった。
***
あんず「はぁっはぁ…。Aさんっ！！」
『…あんずっ！』
私の姿を見つけると、嬉しそうにこちらに駆け寄ってくるAさん。
可愛い。
あんず「もしかして、わざわざ普通科まで来てくれたんですか！？」
走ってきて熱くなった顔を手でパタパタ扇ぎながら訊ねると、Aさんは申し訳なさそうに笑った。
『…ごめんなさい、いきなりだったし。…迷惑だったかしら？』
あんず「…あっ、いや！全然そういうことでは無くってですね！むしろ嬉しいというか…。」
首を振りながら否定すると、Aはホッとしたように微笑んだ。
『……なら良かった。』
あんず「…あっ。立ち話もなんですし、ファミレスでも寄りますか？」
とっさに出た提案に、Aさんは笑顔で答えてくれた。
『いいね、それ。』
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honna(プロフ) - usamaruabc10さん» ありがとうございます！すっごく嬉しいです(;_;) (2018年9月23日 20時) (
レス) id: 073d13c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
honna(プロフ) - はるみるさん» そんな、嬉しいことを…！ありがとうございます(/_;)/~~ (2018年9月23日 20時) (レス) id: 073d13c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
usamaruabc10(プロフ) - めっちゃ好みな感じです！続き楽しみにしてます！ (2018年8月12日 17時) (レス) id: e0067304d8 (このIDを非表示/違反報告)
はるみる(プロフ) - 夢主ちゃんめっちゃ好き！大好きです！お身体に気を付けて、更新楽しみにしております(*´∀`)♪ (2018年8月11日 1時) (レス) id: 6ad3a79401 (このIDを非表示/違反報告)
honna(プロフ) - 琥珀さん» その言葉だけでいくらでも頑張れます(/_;)/~~ありがとうございます！ (2018年8月7日 8時) (レス) id: 073d13c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：honna@hqy | 作成日時：2017年7月22日 20時
