『7』の少女【しゅごキャラ！】

episode1 ページ4

（人1）side
もうすぐ五年生、10歳の僕。
3月のある日僕は聖夜学園にある人にお呼ばれされたので行くことに。
(お呼ばれじゃなくて約束なんだけど。)


僕は病院生活をしていたからまだ、学園の生徒ではない。だから制服ではなく、私服。



ある人というのは理事長の司さん。
ずっと前に、
〔病院を退院したら学園に入学しにおいで〕
と言われていたのでこの前退院したと報告したら、今日おいでと言われたので今日来た。


（人1）「やっぱり早かったかなー」


なんか視線を感じる。
それもそうだ。周りにはまだ、小学生が登校している。制服を着てない人が学園内にいたら、みんな見るだろう。


（人1）(司さん、わざとだな？)
そう僕が思っていると、
急に周りが騒がしくなった。
耳をすましてみと、聖夜学園小ガーディアンのメンバー…つまり、生徒会の役員が現れたようでみんながキャアキャア言っている。


中でも“日奈森あむ”というピンクで、セミロングの髪のクールな子が、次期ガーディアンではないかと話しているようだった。
話の中心の“あむ”という子は複雑な顔をしていた。


そんな彼女は、そのあと学校に足を進めて行った。そんな彼女の肩にガーディアンの金髪の子男の子が手をおき呼び止める。
彼女はその手を払いのけ一言…


あむ「用もないのに気安く話しかけないでくれる？おちびさん。」


見た目どうりクールに言った彼女は、柱の陰に隠れてこっそり後悔していた。


（人1）「あーゆーのをキャラの暴走っていうのかな？ねぇ、チイ、モモ？」


ぽつりと呟いた僕の言葉に反応する二人の妖精。


モモ「そうですね〜あの子まだ卵だけど、キャラ持ちですね〜」


チイ「そんなことより、（人1）時間は？」



（人1）「あっ本当だ。急がなきゃ。チイ、モモ、気配に気をつけてね？いくら３つのキャラ持ちの子が居るからって、気を抜かないでよ？」


僕は二人に念を押して職員室へと向かう。

二人はわかってるーなんて言ってるけど、本当にわかってるのかな？

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