元奴隷の少女は煌帝国の第___皇女で____が出ない 【マギ】

第41声　【毒が盛られた】 ページ45

綺華side

先程A様が倒れたと紅覇様が血相を変えて言いに来た

綺華「紅明様、A様は病気は患っていませんよね？」

紅明「ええ、あの子は生まれつき何もなく健康なはず」

白瑛「その他に考えられるのは………」

綺華「毒……ですか？」

紅明「しかし誰がそんな事」

バンッ

いきなりA様がいる部屋から誰か出て来た

紅明「紅玉？」

紅玉「お姉様が………」

部屋の中へ入ると

綺華「A様……？」

A様が死 んだように眠っていた

夏 黄文「原因は毒です」

毒……？誰がそんな事

ジュダル「A……」

神官殿がA様の手を握る

ジュダル「お前は……俺と同じ偉大なるマギだろ？早く目……覚ませよ」

神官殿らしくなく弱気だ。それもそう、最愛の人が意識不明の状態なのだから

紅炎「紅明」

紅明「？何でしょう」

紅炎「計画の準備は」

紅明「出来ていますが」

白瑛「まさか」

紅炎「あぁ。そろそろ頃合いだろう。」

紅覇「いつ実行するの？」

紅炎「明日の夜だ」

紅玉「絶対に許しませんわぁ」

白龍「A殿…」

バンッ

シンドバッド「紅炎！！」

皆さんがA様も守るように寝台の前に立つ

ジャーファル「何があったんですか？」

ジュダル「お前らには関係ねえだろ！！」

紅炎「ジュダル、落ち着け」

ジュダル「……わりぃ」

紅炎「今日何者かにAが毒を盛られた」

シンドバッド「何？」

紅覇「僕とAと紅玉と白龍でお茶をしていたんだけど、Aをお茶を飲んだら急に苦しみだして」

シンドバッド「A姫は？」

お前なんかがA様の名前を口にするな

紅明「意識不明です」

ジャーファル「少し診せてもらっても？」

白瑛「それはご遠慮します。」

ジャーファル「何故です？」

紅明「こちらにはあまり干渉しないでいただきたい」

紅玉「それに治療ならば私の眷属の夏 黄文がしてくれるもの！！」

夏 黄文「ええ。」

白龍「なのでここから出て行ってください」

シンドバッド「………ジャーファル、行くぞ」

バタン

紅明「ふぅ」


早く明日が来てほしい

今日はA様の部屋で寝よう

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