元奴隷の少女は煌帝国の第___皇女で____が出ない 【マギ】

第4声　【再会】 ページ5

僕は今、紅玉と白瑛姉様とお風呂に入っている

白瑛「大丈夫よ、皆は受け入れてくれるわ」

紅玉「そうです！」

何で励まされているかというと

僕は元奴 隷だった事もあり、身体中には痣がある

そういえば……モルは元気かな…

僕と同じドレイで、モルジアナっていう子だ。

モルジアナはファナリスの末裔らしい

僕達は親友だ

紅玉「Aお姉様！」

「？？」

紅玉「私に、髪を洗わせてくださいっ！」

「！！」

白瑛「ふふっ」

顔を赤くさせて言う紅玉とその光景を見て笑うお姉様

「〈いいよ〉」

紅玉に口パクで伝わるかわからないが、やってみる

紅玉「(パアァァァ)」

ま、眩しいよ……紅玉

でも、伝わったみたいでよかった

紅玉「こっちです♪」

紅玉が僕の腕を引いて浴槽からあがる

椅子に座ると、優しい手つきで髪を洗ってくれる

家族と初めて一緒に入ったお風呂はとても楽しかった

部屋に戻ると、紅覇が髪を結ってくれると言うので任せる事にした

紅覇「どうしようかなぁ」

この長い髪がどうなるのか、ワクワクしている

紅覇「えっとぉ、こっちをこうして」

紅覇と同じ色の髪はあの人に褒めてもらって以来ずっと伸ばしている

僕は嫌いじゃない、むしろ好きな方だ

紅覇「よし、出来たよぉ」

鏡に映る僕は先程とは別人になっていた

左側が編み込みで、あとはシンプルにそのまま

紅覇「行こっ」

紅覇の手を取って、皆のいる場所へ


炎兄達の所へ行くと、思いがけない人が

紅覇「お待たせ〜」

紅明「来ましたね」

？「紅覇、後ろのやつ……！！」

声に聞き覚えがあり、そっちを見ると

？「嘘だろ…？」

「！！」

紅覇「あれ？“ジュダル”君、Aの事知ってるの？」

僕は紅覇と手を離してジュダルの元へ

紅覇「え？A？」

ギュッ

『！？』

これには皆驚いているようで、こっちに視線が集まる

ジュダル「久し振りだな」

「(ｺｸｯ)」

紅玉「な、何でジュダルちゃんと？」

ジュダル「何でって……」

第5声　【ある意味……ヤバい】→←第3声　【兄妹たちとの対面】

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