11:美しい ページ11
私は切れてしまったインクを買いに城下の市へとやって来た
しばらく歩いていると目の前には女性が一人、とある店の前で呆然と立っている
よく確認すると
「おや貴方は」
それは昨夜の踊り子の方だった
勿論、服も髪型も昨日とは違い落ち着いた服だったが顔で分かる
小さな輪郭に大きく輝く黒い瞳に、高く整った鼻、薄い唇、透き通るような白い肌、よく手入れされた茶色の髪は横で
可愛いとか綺麗では言い表せない程に美しい女性
昨夜に見た笑っていた姿は少女に見えたが、今こうしてこちらを見つめる姿は
大人の女性の品がある
女性を分析するようなことは失礼極まりなく、今までしたことはなかったのだが....
彼女は他の女性とは何か違う
そう感じた
スラリとした腕に買物袋を持ち、
「....お困りですか」
私が訊くと、その頬を紅潮させる
「....SAiNAまで....案内して頂けますか?」
初めて聞いた彼女の声も、また魅力的だった
「分かりました。では着いてきてください」
そんな綺麗な彼女を、目的地まで案内するのは容易い事だった
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棗(プロフ) - リペアさん» ありがとうごさいます!嬉しいです!喜んで受けさせていただきます!(`・ω・´) (2015年3月28日 19時) (レス) id: d13c5b8c4a (このIDを非表示/違反報告)
リペア(プロフ) - とっても面白いですねっ(´∀`*)/ あと、友希です(笑)申請しますので気が向いたらよろです!! (2015年3月27日 0時) (レス) id: f130a9e1a5 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみみ*。(プロフ) - 棗さん» そうですね…(´∀`) (2014年8月16日 22時) (レス) id: 12de84e996 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ねこみみ*。さん» こみゅ〜で申請した方がいいですか? (2014年8月16日 22時) (レス) id: d13c5b8c4a (このIDを非表示/違反報告)
ねこみみ*。(プロフ) - 棗さん» お願いしますっυ(`・ω・´)υ (2014年8月10日 23時) (レス) id: c638ddceb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:棗 | 作成日時:2014年8月5日 22時