華麗な踊り子は裏の世界では有名です【ジャーファル】

02：シンドリア ページ2

船を曖昧に乗り継ぎ、行き着いた先はシンドリアという王国だった


なんでも、シンドバッドという強い人が収める国らしい


活気があって、楽しそう


人々は皆笑顔だ


私はそれを横目に近くの飲み屋に入った


水を一杯貰いそれを一気に飲み干す


体に冷たい水が染み渡っていくのを感じる


しばらく飲み屋で堪能していると海で派手な音がした





「出たぞ！！南海生物だ！」





人々は一目散に海へと走り出す


海を見れば巨大な魚(?)が！


あんな怪物を目の前にして人々が歓声をあげているのか私は分からなかった


だって普通は驚いて逃げるはずでしょ？




「すいません。何があるんですか？」



傍にいたおばさんに訊いてみた




「あれは南海生物と言ってね、それを八人将と言う方々が仕留めるんだよ」



分からない


だから何なの？





「おや、分からないというような顔をしとるね。まぁ見てれば分かるよ」




するとそこに現れたのは、白髪の剣使いの人と、青い髪で黒い帽子をかぶった魔法使いのような人



そして南海生物？をいとも簡単に倒すと捌いて盛り付けた




「今夜は謝肉祭だ！！」




謝肉祭？




「あの....謝肉祭って何ですか？」




おばさんは優しく教えてくれる





「夜になると開かれるお祭りさ。夜に外へと出てごらん」





その時既に砂浜は人々が閑散とし始めていた

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