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6話目 ページ6

お風呂のお湯張りのスイッチを入れてリビングに戻ってふと、時計を見る
現在の時刻21時34分。うーん、今からこう、揚げ物とか時間のかかる料理は近所迷惑的にも私とおぎのくんのお腹の減り具合からもやめておいた方が良さそうなんて考えながら冷蔵庫を開ける

「うーん……」

そこそこ色々あるけど冷凍のご飯が結構ある
これは、もう……

「チャーハンかオムライスかな……おぎのくん、チャーハンとオムライスならどっちがいい?」
「え、えと……俺はどっちでも」
「そう? なら、オムライスにするけどいい?」
「はい、もちろんです」

オムライス、楽しみです、と期待してくれてるおぎのくんの為にも頑張って作らないとね!
手を洗って、エプロンをつけた所で丁度お風呂が沸いたからおぎのくんに着替えの服……といってもおぎのくんでも着られそうな私の服とタオルを持たせて脱衣所まで案内した

「あの、本当に服お借りしてもいいんですか?」
「うん、いいよ〜というか嫌なら裸で暫く過ごすことになるけど」
「え!?」
「あはは、冗談、冗談。ほら、早くあったまっておいで」


なんてやりとりを思い出しながらオムライス作りに取り掛かる
順調にケチャップライスが完成し残すところは1番大切な玉子の部分!
私はふわとろなのもいいけどどちらかというとしっかり目に焼かれてる方が好きだ
いつもならしっかり目に焼かれたのを一つだけど今日は好みが分からないおぎのくんの為にふわとろなのもしっかり目なのも一つずつ作ることにした



「よし、出来上がり!」

我ながら良い感じにふわとろオムライスもしっかり目に焼いたオムライスも完成した
うん、上出来、自画自賛しても良いくらいに美味しそう

「えと、お風呂ありがとうございました」
「あ、おぎのくんナイスタイミング」

声の方を振り返ると湯上がりでほんのり桃色に染まった頬、華奢な体型が引き立つ大きめのスウェットを身につけて少し恥ずかしそうにはにかむおぎのくんの姿があった

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設定タグ:オリジナル , 非日常   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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類々(プロフ) - ぶんこさん» こちらこそ、お気に入り登録ありがとうございます! そう言ってもらえると励みになります。更新頑張ります! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 3ff55c9428 (このIDを非表示/違反報告)
ぶんこ(プロフ) - イベントへのご参加有難う御座います!実は私あまりオリジナル系見ないゆですけどめっちゃ面白いです!続きが気になってお気に入り登録しちゃいましたw 記憶力系好きなんですよ!(聞いてない)更新大変だと思いますが頑張ってください! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 2f2b1644d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:類々 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年8月28日 1時

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