*私だって嫉妬するよ2 ページ5
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いい加減に何時までも避けるのはリクオくんにも失礼だろうと思い、僅かに痛む胸の内に知らないフリをして普段通りに振る舞った。
貴「私は…ちゃんと笑えているだろうか…」
部屋にある鏡を見て、むいーって頰を引っ張り笑顔練習する。
夕方にお風呂掃除を終えた私は、毛倡妓さんと台所で夕飯の支度をしていた。
私の様子に何か感じとったのか、毛倡妓さんはニヤニヤしながらこちらを見る。
貴「な、なんですか…?」
毛倡妓「ん〜?いや、可愛く嫉妬しちゃったのかなぁって♪」
ニヤニヤしながらある意味修羅場になったのか聞いてくる毛倡妓さん。
毛倡妓「この間のリクオ様にはびっくりしたわ」
貴「私なんて瓶を床に落としてフリーズしてましたよ…」
毛倡妓「まあ、リクオ様も反省してるみたいだし、そろそろ許してあげたら?」
貴「……そうですね」
さすがに…冷たくしすぎた。
ビンタしちゃったし…私も謝らないと。
部屋に戻って、どうリクオくんに会うか考える。
貴「(二日も口聞いてないんじゃ…どう顔すればいいの)」
て、考えていたら
リ「A、ちょっといい?」
貴「えっ…あ、うん、なに?」
リクオくんは障子を開ける。
ここじゃあちょっと…と言いながらリクオくんは妖怪化して横抱きにし、あの垂れ桜の枝に私を座らせた。
リ「この間のこと…なんだけどよ……」
貴「……うん」
なんて切り出そうか迷っている顔をしてすぐに、意を決したようにキリリとした顔をこちらに向けるリクオくん。
リ「……悪かった」
貴「え…」
リ「酔っ払って組の女に寄ったり、Aに変なことしちまって…怒るのも当たり前だよな…」
貴「……私もごめんね」
リ「え?」
貴「無視、したりして……ビンタもしちゃって」
リ「……いや、いいんだよ」
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黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» 駄目ではないですよ!人気になりましょう!!これでぬら孫を好きになって小説が増えるといいですね (2018年11月4日 18時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 大変厚かましいのですが私の小説を紹介してもらえませんか?駄目だったら言ってください!「ぺコリ」 (2018年11月4日 16時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - わかりましたっ無理言ってすみません・・・それと小説新しく進行したのでみてくださいっ (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - リアビーバ-さん» ただいま速度制限がかかりもう少しになるかと…いやそろそろ直るはずです (2018年11月4日 14時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
リアビーバ- - 読んでくださってありがとうございますっそれとリクエストのほうはもうすこしでできますか? (2018年11月4日 14時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒なっち | 作成日時:2018年7月25日 22時