Minha princesa_2【ペルソナ5A】 (ページ10)

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53#その名はネヴィアページ10

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モ「……で、オマエはここで何やってたんだ」

ネ「ちょっと、私は名前を教えたんだからアナタ達も名乗りなさいよ。オスネコ以外」

モ「オスネ…！？」

杏「あ、そうだね。私パンサー」

竜「俺はスカル」

蓮「ジョーカー」

杏「で、この子がスペード」

ネ「？アナタ…」

貴「…？」

ネヴィアはテクテクとスペードに近づく。

貴『はじめまして』

ネ「…なるほど。アナタしゃべる事が出来ないのね」

モ「たぶんだが、オマエがあの絵の中にいる事にスペードだけが感じ取ったのかもしれない」

貴『何か声が聞こえたから、そしたらこの絵の中だった』

ネ「……なら、恩が出来たわね。アナタに見つけてもらわなければ、ワタシは一生あの絵の中に閉じ込められたままだった。

それにアナタ…スペードだったわね。

どうやら「トレスマギア」を持っているようだし」

竜「トレス…何？」

ネ「トレスマギア。彼女が持つ3つの力…」

モ「！まさか、オマエも知っているのか…！？ワガハイはスペードの能力の事しかわからなかったが、ナマエまでは……」

蓮「……ネヴィア、お前はこの世界の事とスペードの能力、どこまで知っているんだ？」

ネ「……正直、ワタシには記憶がない。わかっているのはワタシの名前とペルソナ、パレス、トレスマギア…そしてメメントスだけ」

モ「オマエも、なのか…」

杏「ネヴィアもモナと同じ、記憶がなくてここを彷徨っていたの？」

ネ「オスネコも…まあ、そんなところね」

…ネヴィアはモルガナと同じ人間だったのだろうか。

モルガナの時と同じ、記憶を探してこのパレスに迷い込んでしまったようだ。

ネ「ま、ワタシの事はさておき…アナタ達は何しにこのパレスへ？オタカラ取りに来た感じじゃなさそうだけど」

竜「あ、そうだ…目的忘れるとこだった」

貴『このパレスの主がどこにいるかわかる？本性が知りたい』

ネ「ああ、あのトノサマ…ええ知ってるわ。彼がいそうな場所もだいたいわかる」

蓮「案内してくれるか？」

ネ「いいわよ。こっち」

ネヴィアについて行き、斑目のシャドウがいるであろう場所へ向かった。

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