Minha princesa_2【ペルソナ5A】 (ページ11)

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54#芸術家の本性ページ11

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奥へ進めばどこからか愉快に笑う斑目の笑い声が聞こえてきた。

大きな広間の場所の入り口に隠れて、ヤツの様子を見る。

マダラメ「ワハハハハッ、見たか？さっきのあのガキ供の顔を！ちょいと頭を下げるだけでコロリと騙されおる。

メディアの影響力とはこうやって使うのだよ」

シャドウ「流石ですマダラメ先生！」

マダラメ「盗作？虐待？何が悪い？弟子の生活を面倒見るかわりに作品を捧げさせているだけだ。投資なしだよ。

だが、最近のヤツらはすぐに反抗し逃げだす。
だからこそ調教が必要なんだ。
飼い主に逆らわせずためにな。

だが、最後にいいのが残った。

祐介は才能がある。

私に負目もある。
私が飽くまで、いや死ぬまで…こき使ってやろう！

そうでもしなければヤツの作品が世に出ることはない。これはヤツの為だけではなく、ひいては美術界の為でもあるのだよ！」

シャドウ「さすがです！斑目先生！」

マダラメ「ワハハハハ！！」

竜「ッ！」

蓮「スカルっ」

腹を立てたスカルが陰から出て行こうとするのを止める。

スカルの気持ちはよくわかる。

なんて男なんだ…マダラメ……

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マダラメの美術館を出て話し合う。

ネ「あの男がゲス野郎だとはわかってたけど…まさかここまでとはね」

竜「あの野郎許せねぇ！祐介を死ぬまでこき使うだと？！クソな大人の喰い物にされんの、黙って見過ごせっかよ！」

モ「確かにその通りだな」

杏「でもどうして黙ってたんだろう？当然知ってるはずよね？」

やっぱり、庇っているのか？

竜「んなもん関係ねぇよ！ヤツを改心させれば全部解決だろ！」

モ「短絡的すぎだ」

竜「なに？！」

貴「……」

杏「どう思う？」

蓮「直接確かめてみよう」

喜多川の本心を知る為、いったんパレスを出る事にする。

その前に

モ「ネヴィア、オマエはどうする？ワガハイ達は外に出るが」

ネ「そうね…いい加減あの美術館のせいで目が痛くなってきたし、ワタシも外へ出るわ」

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ネヴィアを連れてパレスを出ると、ネヴィアはモルガナと同じネコの姿になっていた。

ネヴィアはAの家に行くらしい。

理由は、Aに興味があるから、だと…

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