Minha princesa_2【ペルソナ5A】 (ページ24)

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65#すべて演出ページ24

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貴女side

全体的に金色の、殿様のような格好をしているマダラメ。

以前見た時はちょっと暗くて距離があったせいか、よく見えなかったが。

杏「あれって、斑目！？」

竜「ふざけた格好しやがって…！」

ネ「ほんと、目が痛くなるくらいの悪趣味だわ」

祐「先生、なのですか？その姿…」

マダラメ「あんな見窄らしい格好は演出だ。有名になってもあばら屋暮らし？別宅があるのだよ

…女名義だがな」

杏「最っ低…！」

別宅を用意するくらいの金を持ってるなんて…

祐「嘘ですよね…？」

マダラメ「お前らは余計な事を知り過ぎたようだ。
生かしては帰さぬぞ」

蓮「オタカラはいただく」

マダラメ「ハハハハハ！青いのぉ。世間知らずが」

杏「あんた、芸術家なんでしょ！？盗作とか贋作とか、恥ずかしくないわけ！？」

マダラメ「フッ、恥じるべきは世の俗人共よ。あいつらは、真贋の区別もつかず、つまらん弟子の絵にも湯水の如く金を出す。そこに私の名さえあればな！」

祐介「なんという事を…？！」

弟子達の努力を…利用して、嘘ついて、自分が頑張りましたみたいに…！

マダラメ「お前にも稼がせてもらったぞ、祐介」

祐介「では、盗まれたはずの「サユリ」は、なぜ保管庫に？本物があるのに、なぜたくさんの模写を？」

マダラメ「まだ気付かんのか？盗まれたなど、私の流したデマだ！全部演出なのだよ。

本物が見つかったが、公にできない事情がある。だから特別価格で譲りたい。

どうだ、この特別感！
俗人共はそれだけで、大枚叩いて食い付いてくる！

絵の価値など、所詮は思い込み！これは、正当な経済行為だ！」

ネ「何が経済行為よ…」

竜「さっきから聞いてりゃあ金金、金！通りでこんな気持ち悪ぃパレスができるわけだぜ！」

祐「あなたの描いた「サユリ」は、清らかで本当に美しかった。

あの作品に魅せられて、俺はこの道に入ったんだ。

どうしてだ！？なぜ真の芸術を忘れた！？」

貴「……(ほんとうに…？)」

あの「サユリ」は本当に描いたものだろうか？

私にはそう思えない。

斑目が描いたなんて…

マダラメ「お前に芸術の何がわかる！？偉そうな説教を垂れる口など、ここで塞いでくれる！」

次の瞬間、周りを警備員のシャドウに取り囲まれた。

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