番外編＊時雨と桜花5 ページ46
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オレはあの雪男を探した。
小娘が言っていたことを聞きたいからだ。
なんとなく、だ。
夜叉「おい、雪男」
雪崩「ん？…ああ、あの時の夜叉か」
オレは小娘が言っていたことを話した。
雪崩「………確かにオレたちと過ごせる時間は違う。
だが…オレたちはそれでいいんだ」
夜叉「なんでだ…あいつの方が先にいなくなるんだぞ」
雪崩「わかっている。だからこそ、この短い時を一緒に過ごすんだ」
夜叉「わかって、いながら…。
……お前はなぜあの娘と一緒にいたいんだ？」
雪崩「…………救われたから、かな」
救われた？
雪崩「オレも一度は荒れてた。お前と同じ…だが桜花はオレの心を救った。
オレの裏の姿を畏ずに…
不思議な娘だ、みな妖をみれば恐怖するはずなのに桜花は恐怖するどころか、友になろうとする。
荒くれた妖はみんな、桜花の心に惹かれ、救われた。
お前もいずれわかるだろう…桜花がどれだけ、優しいのかを」
夜叉「……フン」
オレは雪男に背を向けてその場を去った。
__________少しだけ…あの娘に興味が湧いた。
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_____
最近…人も妖も斬っていない。
あの娘に会って以来、誰も斬っていない。
どうした夜叉…オレは殺意にまみれた妖のはずだ。
夜叉「……くそっ」
あの小娘に会ったせいで、オレはおかしくなっちまったのか？
オレがおかしいんじゃない…あの小娘がおかしいんだ。
むしゃくしゃする。
イラつけば誰かを斬りたくなるはずなのに…今は……
夜叉「……斬る気になれない…」
_____その時、感じたことのある霊力を感じた。
夜叉「またあの娘か…よし、隠れよう」
木の上に登り下を見る。
どうせオレを探してその辺キョロキョロするだろう……
と思いきや
夜叉「え……」
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黒なっち(プロフ) - はあぁぁぁ〜〜！！！私もだ(キリッ) (2018年7月22日 9時) (
レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
玲音 - はっあ〜〜〜？？？？好きです (2018年7月22日 7時) (レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - ハルカさん» あれ…めっちゃお久しぶりです！！！ラストまで頑張ります！！！ (2018年7月18日 19時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 黒なっちさんお久しぶりですねもう少しで完結ですね頑張ってください (2018年7月18日 17時) (レス) id: f997f27417 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - とぅんさん» はいぃぃぃ！！ありがとうございますぅ！！！ (2018年7月18日 12時) (レス) id: 7cc44f4473 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒なっち | 作成日時：2018年7月16日 20時
