冒険の傷痕:27 ページ29
「…疲れた」
案の定、疲れました。
イシの村に繋がる、岩で囲まれた道端に座り込む。普段全速力で走るなんてしないものだから、ついでに元々体力も少ないものだから、すぐ疲れてしまう。
「悪いな、置いていくような真似して」
「…いや、体力ない私が、悪い、から」
イレブンは、と聞くと、先に行っちまった、とカミュは隣に座る。
「…そう。余程、楽しみだったんだね…」
「みたいだな」
それ以外話題も無くなって、二人揃って押し黙る。急に喉の乾きを感じて、水筒の中身をがばっと飲み干す。口端に残った水を雑に拭って立ち上がる。
「…もう大丈夫か」
「うん、大丈夫。…それに」
座り込んだ時に付いた砂を払っている手を止める。
「なんだか、嫌な予感がするんだ」
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←冒険の傷痕:26
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千織(プロフ) - チロル/CHIROLさん» チロルさん、初めまして！有難いコメント、とても嬉しいです…！これからも精進していくので、見守って頂けたらと思います！ (2018年11月3日 7時) (
レス) id: 43a89afe6e (このIDを非表示/違反報告)
チロル/CHIROL - はじめまして！ドラクエファンなので、ドラクエの夢小説を書く人がいるのか！と驚き拝見させていただきました！掴みにくい世界感を表現されていて千織さんはすごいと思いました！これからもがんばってください！ (2018年11月2日 22時) (レス) id: f7aec74604 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：千織 | 作成日時：2018年10月29日 20時
