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市丸隊長が謀反をおこし此処から消えてしまってから少しの月日


私は生きる屍の如く、ただただ日々を過ごしている。

彼が居なくなってから何も感じることも考えることもできなくなった。

それは気持ちの面だけでなく体にもあらわれて、まず初めに味覚障害になった。

それで上手くご飯も食べれなくなって、どんどん衰弱していった。

悲しいのは私だけじゃないのに辛いのは皆同じなのに、私はこんなに弱くて自分が疎ましかった。

消えたのは市丸隊長だけじゃなくて、他の人たちも大切な人を失って苦しんでる。

それでも前を向こうと鍛錬に励んだり明るく振舞ったり、皆んな前を向こうと頑張っている。



でも私は、周りに心配させてしまい迷惑をかけてばかりだ、、、






ふと思い立ち散歩に出かけた、



「吉良副隊長?」

柿の木の下に副隊長の姿が見えた。

「Aくん?!もう体は大丈夫なのかい?!」私の姿を見た瞬間慌てた様子でこちらに走ってきた。


「ふふっ、大丈夫ですよ、副隊長大袈裟です」

彼は心配そうな顔をしている。ああ、そんな顔をさせたかったわけではないのだ。


「あの、柿の木、どうかしたんですか?」

副隊長は、柿の木に向き直った。
「あぁいや、別にどうするとかじゃなくて
どうしようか悩んでるところなんだ
あの人はもういないしね、、」


瞬間的に彼の言おうとしていることが理解でき思わず感情的になって大きな声を出してしまった。
「吉良副隊長!切るんですか?!この柿の木を
副隊長は、本気でそんなこと、、、」






副隊長が振り返り、彼も大きな声を出した。
「Aくん!!」


ビクッ

副隊長が声を張るのは珍しいので少しおどろき、俯いてしまった。
思い出にしがみ付きいつまでも引きずっているわたしをおこっているのか。当たり前か、私は3席失格だな、、

そう思いながら顔を上げると
副隊長のとても慌てて、困った顔がそこにはあった。

何故そんなこまったかおをしてるんだろう?
彼は怒っていたのではないか?

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設定タグ:BLEACH , 市丸ギン , 切悲   
作品ジャンル:アニメ
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ギャップとツンデレ - 更新をお願いします・・・ってあれ?短編だから終わりなのか、残念。でも、切なくて面白かったです!これからも頑張って下さいね(≧∇≦) (2016年3月30日 0時) (レス) id: 48e8b6547c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年12月6日 5時

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