騙し合いの果て、偽りの愛[カラ松] (ページ10)

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嘘と復讐ページ10

中学三年生のとき。

小学校の頃と変わらず、成績優秀で、ある程度楽に学校生活を送っていた。

だけど、それは担任のせいでぶち壊された。

そいつは、自分に相当自身があるらしく、私が成績優秀なのを気に入らなかった。そして、そいつ主犯で、いじめが始まった。

…そいつは数字担任で、得意の数学は、全部✕がついていた。(テストは常に90点以上だったのに)

そいつに、復讐してやろうかと考えた。

三年生は受験があり、特に大事な時期。それをめちゃくちゃにされたのだ。

あいつには、妻と娘がいる。妻は、支援学級の担任をしていた。

あるとき、私は担任の秘密を握った。

あいつは、不─倫していたのだ。若い女性教師と。

私は、こっそりそいつの後をつけ、証拠を握った。たくさんの写真、映像、録音。

今に見てろ。

夜。校内には、見回りのおじさんしかいない時間。私はこっそり職員室に入った。

そして、私は、卒業式のスライドで映す写真が入ったデータを抜き取り、その担任と女性教師の証拠を変わりに差し込んだ。