悪魔は天使だった (ページ3)

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｢ちゃーん？...ぁちゃん？起きなさーい｣

｢ん...？｣

母｢だぁちゃん？｣

ダーキィ｢お母様...。まだ私眠いわ。｣

ダーキィ｢お休みぐらい寝かせてください....｣

母｢相当疲れてるのねぇ。仕方ないわね♪｣

ガチャン

ダーキィ｢ふぁぁー...｣

母｢ご飯持っていくよう、頼んどくわよー｣

ダーキィ｢ん、はぁーい...｣

私はダーキィ・エンジェル。
この城の姫です。いつもはこんなだらけてませんよ。
休みだとつい気が緩んじゃうんです。

ダーキィ｢着替えなくちゃ...｣

執事｢ダーキィ様、朝食ただいまお持ち致しました。｣

ダーキィ｢あぁ。ありがとう。では、ドアの前に置いておいてちょうだい。｣

執事｢かしこまりました.....
では、失礼致します。｣

ダーキィ『今日はなんでしょうか...』

ガチャ

ダーキィ｢今日は私の大好きなシャルキュトリーね！！｣

以前までは大広間で家族の皆様と一緒に食べていたのですが、お父様やおじい様が
研究科のため出張に長い間行っているので人数が少ないのです。
なので私は自分の部屋で食べています。

ダーキィ｢んっﾓｸﾞﾓｸﾞ...絶品だわ！｣

コンコン

ダーキィ｢どなた？｣

執事｢ワタクシです。
姫様、レッスンの時間に迫ってきていますので支度を至急お願い致します。｣

ダーキィ｢わかったわ。｣

ガチャ

ダーキィ｢ではこれをお願い。｣

執事｢食器の片付けですね。
かしこまりました。｣

私的には、レッスンより勉強がしたいわ。
もっと自分を高めていかなくちゃ
ならないもの。
完璧な大人になりたいんです。
お母様のような立派な大天使に
なりたいんです。