悪魔は天使だった (ページ12)

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ダーキィ｢もしかして、マーフィー達も行くの？｣

マーフィー｢えぇ。それにダーキィ、飴舐めていないのに苦しくならないでしょう？見た目は悪魔でも体はまだ天使ってことだと思うの。｣

コム｢さっすがぁ！｣

ダーキィ｢確かに、苦しくならなかった。｣

マーフィー｢だからダーキィの分もね。｣

ダーキィ『飴舐めるの初めてだ...』

コム｢溶けるまで時間少ないから急がなくちゃね〜｣

マーフィー｢じゃあとりあえずゲートに向かおう。｣

ダーキィ｢うん。｣

コム｢コム、悪魔の国よくわかんない〜｣

ダーキィ｢授業で習ったのだけれど、
悪魔の国は争いがあるってみんなが思っているみたいなんだけど本当は争いのない、平和な国らしい。でもこっちと違って建物が綺麗じゃないから評判が悪いみたいなの。食料もまずそうな見た目のものばかりみたいだし。天使達は最悪って思ってるけど悪魔にとってはとても幸せなんだって。｣

マーフィー｢そうよ。私もお母様と見に行ったらとても汚かったわ。だけど争いがなく静かだったの。本当に来れば良さがわかるのに。｣

コム｢へぇ〜｣

マーフィー｢あっという間にゲートについたね｣

ダーキィ｢ふぅ。｣

マーフィー｢さぁ。飴を舐めよう。｣

ダーキィ｢うん。あむ｣

コム｢あむぅ。｣

マーフィー｢はむ｣

ダーキィ｢んっ...｣

何この味...初めて...

コム｢ぅううっ....！？｣

マーフィー｢うっ...コムもね。
体に電気が走るような痛みが来たら入れるの。｣

コム｢いひゃいよぉー｣(痛いよぉー)

マーフィー｢大丈夫。そのうち慣れるよ｣

ダーキィ｢うっ...｣

マーフィー｢ダーキィもきたみたいね。
じゃあ溶けないうちにはいりましょう。｣

コム｢ほむ、たのひみ！｣(コム、楽しみ！)

ダーキィ｢不安だな...｣