じゅうに >>>> 開戦の声 ページ14
翌日、朝早くにファナリス兵団や兵士たちが集められた。
前にシェヘラザード様が立った。
と、同時に全員拳を胸に当てかしづいた。
もちろん私もだ。
「直ってちょうだい。」
その言葉に全員体勢を崩し、直立する形となった。
「先日、マグノシュタットのモガメット候より開戦の意義をこの耳で聞きました。」
まわりが騒がしくなった。
私でもわかった。
マグノシュタットと"戦争"をするんだ。
「ティトスは私と同じ命を共有する者、
そしてアレキウス家の子息・・・
レーム帝国のために返してもらわなければならないのです。ですが、モガメット候は──」
───返さない。たとえレーム帝国を敵に回しても!!
「この言葉を聞き、私はマグノシュタットと戦をすることを決めました!」
しーんとなった兵士たちの顔は、暗かった。
家族が、いるから。
二度と会えなくなるかもしれないから。
私もそうだ。
ファナリス兵団のみんなは家族だ。
「・・・・安心なさい、レーム帝国は私が守ります。」
シェヘラザード様は微笑んだ。
・
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作者名:ポリエチレン | 作成日時:2014年2月27日 17時