三兎 ページ4
将軍「あぁ」
Aは将軍を護ろうと背にして日傘を構えた。
『この人には指先触れさせないヨ。将軍様に触れたければまずボクを倒してからにするネ!』
攘夷浪士は狂っていてAの話には聞く耳持たず折れている刃物を手に持ち、迫ってくる。
『……!!』
攘夷浪士がA達に歯向かおうとしたその時、Aの体が何者かに包まれてAに被害を加えようとした攘夷浪士はもう一人の人物がガシャンとものすごい音を立てて蹴り飛ばした。
万事屋/真選組「!!?」
?「A、大丈夫かい?」
?「助けに来るのが遅くなって悪ぃなァ」
『この声……』
万事屋と真選組はAを護った人物二人に驚きその場で固まった。
彼を助けた人物は……
一人目、Aに被害が加わらないように背にして大切に抱きしめているのは過激派攘夷志士の筆頭にして武闘派集団「鬼兵隊」の総督の高杉 晋助(たかすぎ・しんすけ)さんで
Aに被害を加えようとした攘夷浪士を蹴飛ばし倒したのは宇宙海賊春雨の幹部で、「春雨の雷槍」と恐れられる最強部隊・第七師団の団長を務める夜兎族で神楽の兄の神威(かむい)さんだった。
『!!晋助さん!神威さん!どうしてお二人が……』
神威「どうしてって、君に用事があって、君の気配を感じてここまでやって来たんだよ」
高杉「そしたら変な奴等と対戦していたからなァ、だから加勢に来たんだよ。お前さん、すぐ一人で抱え込むからなァ……(ギュウウ…)」
『むぐっ!!』
高杉さんは心配そうな表情でAを見つめ彼を自分の胸元に顔を伏せさせた。
(ひゃあ!!!晋助さんの胸に顔がっ!!!)
『////////晋助さ……/////』
神威「ちょっとシンスケ。俺のAに触らないでよ(グイッ)」
『ひゃわ/////』
後ろからは嫉妬した神威さんがAを抱き寄せてきた。
『ひ……/////』
神威「うん、本当に怪我はしてないみたいだね。もし怪我していたならアイツらを全員、皆殺しする所だったよ☆」
『(ゾワッ!!)』
高杉「おい、Aの前ではそーいうのは禁句って言っただろーが。それに俺のAにベタベタしてんじゃねぇよ。今すぐ離れろよ(グイッ)」
『まっ/////』
高杉さんも嫉妬、全開でAの肩を持ち引き離そうとする。
『うあ……/////』
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作者名:未来 | 作成日時:2020年2月5日 21時