【黒子のバスケ】元帝光中の毒舌猫かぶり少女 2

第62Q ページ18

まずは一人目。


さっき軽くやっていたのを見ていた感じだと、この人は自分でドリブルして切り開くのが苦手なタイプ



そーいう人って、フェイクを使ってロングで打とうとしてくるんだよね






(ほら、きた)



今の流れで眼は使わなかった。
けど、いま。このタイミング



相手がボールを上にあげる前に眼を使い抜きとる






ﾊﾟｼﾝｯ






「なｯ！！！！」




『ごめんなさい。視えてたんで、つい。(ﾆｺｯ』






「このっ･･･！！
ｯこいよ！止めてやっから」






うわぁ、しかも超煽られやすいタイプかよ。ここまで行くともうやることは簡単





力で跪かせればいい







『じゃ、使いますね。天帝の目(ｴﾝﾍﾟﾗｰｱｲ)』





右、左。




(こっから切り返して、チェンジアップ･･･！)




ﾀﾞﾝｯ





『ご愁傷さま』




アンクルブレイクをやり、相手が座り込んだのと同時にボールを放つ





原「ヒュ〜♪やるねぇ」




『ほら、早く次』





こんなん、“自分のこと”視てやらなくても勝てる勝負じゃん









.









.









『はい、終わり
よくこんなんで文句言えましたね、先輩♪』





山崎「おまえ。全然本気出してねぇだろ」




『？何言ってるんですか』





瀬戸「半分そこらしか出てないんじゃない」




半分？ははっ、何言ってるんだこの人達は





『半分どころか、ほんと少ししか出てないですよ。というか正直ウォーミングアップにもならなかったですよw』





原「･･･あ、思い出した。Aちゃんって…帝光の！」





『うわ、まさか月バスのやつ見たんですか？
マネージャーだって言ってんのに取材受けたやつだろーなぁ･･･眼のことまで説明させられたし。』





テツヤには行かないで私に群がってきたんだよ、あの人達。おかしいでしょ？


なぁにが【全てを見透かす神の眼】だよ。

たしかに身体能力とか未来とかは見えるけど、心とかは視えないから。





花宮「はぁ。もういいだろ
今見た通り、こいつはただアドバイスとかをするだけじゃなく、選手としても優秀だ。そのためにここに呼んだんだからな

さっさと練習もどんぞ。こいつが居てくれんのは1.2週間だけだからな」





選手として、優秀･･･ねぇ。





(でも私は“女”だからみんなと同じコートには立てないんだ)

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