【黒子のバスケ】元帝光中の毒舌猫かぶり少女 2

第60Q ページ16

『ここが霧崎第一･･･ねぇ』




花宮「おいA。さっさとこい」





歩いて人とすれ違う度に変な目で見られるのは何故だろうか



(あー。優等生のまこ兄が部外者を、女の子連れて来てるからか)




ジロジロジロジロ、気持ち悪い







花宮「ついたぞ」




『･･･こんにちは、皆さん！』



体育館に入ってすぐに笑顔をつくり笑いかける




「誰だ？」



「なんで花宮と一緒にいんだ？」




「彼女じゃね」





途端にざわつきはじめる。
まぁまこ兄に顔見た瞬間黙ったけど





花宮「こいつは俺の従兄妹だ。少しの間、俺たちのサポートをしてもらう」





『雪白Aっていいます！
一応バスケ部のマネージャーをやっているので、皆さんのことサポート出来ると思います。
“精一杯”やるので、お願いします！(ﾆｺｯ』




みんなの嫌いそうな言葉を強調して言ってみる
案の定顔が歪んでた





(ふはっ、最高の表情じゃん)






まこ兄はやって欲しいことを伝えてから練習に入っていった



それと入れ替わりに前髪の長い人が私の方へ向かってくる





『･･･あの、なんですか･･･？』




原「俺、原一哉って言うんだけどさー？
Aちゃん･･････猫かぶってない？」






『ｸｽｯ、何を言ってるのかよく分からないです。猫なんて被ってませんよ？』





この人は目が見えないからよみづらいなぁ




原「ふーん･･･なーんか花宮とそっくりだからさ」




花宮「原！！さっさと練習戻れ」




へーい、と返事をしながらゆっくりと歩いて戻っていく





花宮「A。それ、もうやめていいぞ」





まこ兄の言う“それ”とはきっと、私がやっている仕事ではなく･･･猫かぶりのことだろう






『･･･はーい。んじゃ遠慮なく

眼は使わないけど、軽く練習見てアドバイスとかできたらするからね』







ニコニコしていた私が急に真顔になり、声のトーンも下がったことに驚いて全員が振り返った





『なんですか。皆さん練習してくださいよ。
じゃなきゃ見れないでしょう』







少し睨みがちに言えば全員が動き出す






(･･･ちょっろ)






原「花宮そっくりだね〜。やっぱ猫かぶってたし」





山崎「猫かぶりやめてからが、すげぇ似てるな」






『そこ。喋ってないでちゃんと走ってください。怪我しても知りませんよ』








前髪さんとヤンキーさんは、何話してんだろ

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