【ツイステ】オクタヴィネルの元寮長

Episode39 助っ人候補 ページ40

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4人は闇の鏡を使って、その場からナイトレイブンカレッジへと戻ってきた。

学園の雰囲気は、さきほどよりも陰気臭くなっている。まるで、誰かに呪われているように。




『俺がエリの兄貴から聞き出した情報はこうだ』




Aは数ヶ月前、論文を書くために研究していた"洗脳魔法"をエリの兄に使った。

そして、テロリストの人数・目的・準備しているものと3つの事を聞き出すことができたのだ。




『テロリスト集団の人数は、ざっと20人。目的は、俺の殺害。それから、俺を庇った奴らも殺すこと』



アズール「………あなたを庇った人物が学園長以外にいるのですか」



『………あぁ、1人な』



ジェイド「では、なぜ学園を爆破しようとするのです？Aと学園長とその1人を見つければすむ話では………」



フロイド「単に面倒くさかっただけなんじゃねぇの？コイツら馬鹿そうだし、爆破して全員吹き飛んじまえーって」



『そうかもな。だが案外コイツらも馬鹿じゃねェよ。魔法師と1対1で対峙したら、勝てる可能性はほとんどない。なら、物理的に爆破しちまったほうが死亡率は高くなる』



アズール「そうなると、あなただけが誘拐された理由の説明が付きませんが」



『多分、時間稼ぎだろ。ホリデー中に爆薬を仕掛けるために、学内にいる"俺たち"は邪魔な存在。つまり、お前らもどっかに閉じ込められる可能性は高かったんだぜ』



ジェイド「フフ、それ。心当たりがありますよ。成功しなかったようですけどね」



フロイド「あんな罠に引っかからねぇし。ていうか、あんなの武装した数十人で来れば閉じ込められたかもしんねぇのに………絶対に俺たちと会いたくないんだ」



『…………ま、とりあえずは助っ人を呼びてェ。お前ら誰かスッゲェ強い奴の連絡先知らねェか？』



アズール「それは寮長であるあなたのほうが知っているでしょう。僕たちなんてまだ一年生なんですよ。分かってます?」



『あ"ーそうだった。でも俺、他寮長とは仲良くないんだよな。連絡先も交換してるけど……』





けれど、誰がこの話を信じて助けに来てくれるのだろうか？

ハーツラビュル、イグニハイド、ポムフィオーレは対抗心バチバチだから、まず無理だ。
スカラビア寮長は、あまり役には立たないだろう。


残りは、あの二人だ。




サバナクロー寮長 レオナ・キングスカラー


ディアソムニア寮長 マレウス・ドラコニア





『組み合わせ最悪じゃね……？』

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