Episode24 ヴィランズ ページ25
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アズール「ふざけてません。大真面目ですよ」
ジェイド「Aを見捨てるつもりですか」
アズール「そうは言ってない。いいか、黒魔術が絡んでいるなら、僕たちがこの警備員みたいに死ぬ恐れもある」
フロイド「ビビってるだけなんじゃねぇの?」
アズール「仮に僕たちが死んだり捕まってしまった場合、誰が外にこの事を伝えるんだ。敵は馬鹿じゃない。僕たちがすぐ気がつくような場所に死体を置いています」
ジェイド「罠だということなら………防犯カメラも乗っ取られているかもしれません」
フロイドが廊下についている防犯カメラを、ドアを少し開けた隙間から観察した。
いつも同じ方向を向いて、廊下に5つ並んでいる監視カメラの1つが、不自然にAの部屋へ向いている。
フロイド「あ"、、見張られてんだけど」
ジェイド「この方の名札を見ましたが、監視カメラを管理する警備員さんのようです」
アズール「僕たちに対する脅迫ですかね。見張っているぞ、とでも言いたいんでしょうか」
フロイド「2年のシロイルカ先輩ならエコロケーションで敵の数と位置が分かるかも知んねぇのに」
アズール「エコロケーションですか。その力があればいいが、今は無理です」
アズールはしばらくこの状況を打開する作戦を考えていた。まず知りたいのは、Aがどこにいるのか。
Aを助け出すことが出来れば話は早い。
あとはこの学園から逃げて、近くの家にでも駆け込み、警察に連絡すればいいからだ。
※
『なァ、アズール。闇の鏡を使えばどこへでも行けんだぜ。だから、ホリデー中に4人で1泊2日の旅行に行こ!』
アズール「それ大丈夫なんですか?学園長に許可を得ないでいくなんて」
『大丈夫だって。何かあれば寮長権限で何とかなるだろ!』
アズール「馬鹿なんですか!?学園長と闇の鏡が許してくれるわけないでしょう!」
『闇の鏡はな。"良い取引"で動くわけ。取引が成立したら、望んだ場所に連れていく。だから、鏡の間には監視カメラがついてないんだ』
※
アズール「"闇の鏡"と"監視カメラはない鏡の間"か」
アズールは、ジェイドとフロイドの腕を掴んで部屋を出ていく。突然のことに2人は驚きながらも歩み進めた。
ジェイド「フフ、アズール。留まるのでは?」
アズール「Aを助けに今から鏡の間に向かいます」
フロイド「じゃあー、敵がきたら?」
アズール「ぶっとばしなさい」
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かれーらいす(プロフ) - 憂さん» ありがとうございます! (8月11日 3時) (レス) id: 5ca5f702d5 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - とっても面白いです!!すごい速さで読み進めてしまいました笑 お話の続きが気になりすぎます!!お身体などにお気をつけて無理の無い程度に更新頑張ってください!!続きを楽しみに待ってます!!( *´꒳`* ) (6月14日 3時) (レス) id: 9c386c62ed (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!!お話を面白い方向に持っていけているか不安だったのですが、檸檬さんのコメントを読ませていただいてとても嬉しく思いました*ˊᵕˋ*これからも宜しくお願いいたします。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page29 id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すごく面白かったです!!男主くん………すっごい好みです……性格もプロフィールも全部好みなんです!初めて読ませていただいたときからハマってしまいました!お体に気をつけて更新頑張ってください!応援してます(*^^*) (2023年2月7日 19時) (レス) @page29 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 零さん» 励みになるお言葉ありがとうございます!更新遅れないように努めます! (2023年1月28日 21時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かれーらいす | 作成日時:2022年6月19日 17時