新手のいじめってやつ? ページ8
「A。動きが鈍いぞ。」
「いや、そりゃそうでしょ。こちとら病み上がりなんだからそんな呪具振り回さないでよ真希さん!」
真希さんからの攻撃に受身を取りながら手に息を吹きかけはあ。と手を温める。
こんな真夏にマフラーもしてこんなことしてる私って多分今南半球にいるのかな。
「おーいA。俺たちもいるぞー。」
「しゃけ。」
「なにこれ新手のいじめですか?」
しばらく術式を使うことを家入さんに止められたので悠仁達が3人の任務には同行させて貰えず、絶賛2年生のしごきという名のイビリを受けています。
3対1なんかもうあれだろ、いじめでしょうが。
「もう無理です降参します寒いです帰らせてください
!!パンダ先輩投げるなよ!?」
「なんだってー?聞こえないなー!」
「投げんなって言ったじゃん馬鹿ー!!!」
すみませんでした!と土下座をすると根性がない。しゃけ。とかそういう会話が聞こえてきましたね。
そしてパンダ先輩に足を捕まれぶっ飛ばされましたね。
「棘。しっかりキャッチしてこいよ。」
あ、もう落ちる。と思い目を閉じると想像していた痛みはなく目を開ける。
「あ、狗巻先輩。重いのに申し訳ないっす。」
「しゃけ。」
「いやおにぎりの具で肯定された私ってそんな体重重いの?」
顔を赤くしてぷいっと別の方向を向き乱暴に私を降ろした狗巻先輩。
そんな事ありますかね雑すぎませんかね。
私まだ呪霊と吹っ飛ばされたこと怒ってるんだからな。
「棘ー!ナイスキャッチだったぞ!…?Aその傷。どうしたんだ?」
「傷?」
「ほら、ここ。」
パンダ先輩が私のことを覗く。いや、アナタの目を鏡替わりにされましてもね。
と思いつつも指を刺された首を見ればなにか模様のような、変な印がついていた。
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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時