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宿儺様宿儺様 ページ9

「あのう、すみません。私たぶん、ベッドで寝てた気がするんですけど…気のせいでしたか?」




「いや?気のせいじゃないぞ。」




「ハハ。そうですよねハハ。」









それじゃあ何故私は今宿儺様の生得領域の中にいるんですかね…。



寒いから寝よってベッド・インしたはずなんですが…ハハと何を話していいか分からず正座をする。









「小僧がお前に触れている間に、俺の呪力を流しておいた。」




「それだけでこんなことできるんすか?すごいです宿儺様素晴らしいです。なので出させて頂くことは…?」




「しないな。」




「ですよねー。」









え、なんか宿儺近づいてきたよ。やばくない?これマジヤバない?









「俺はお前を気に入ってるんだ、虎杖A。」



「はい。知ってますけどね。そんなこと知ってますけどね。じゃなきゃこんなとこ入れられた瞬間瞬殺だわ。」



「殺しはしない。お前に傷をつける者いるなら、俺が殺す。だがな小娘。」









゛俺がお前に手を出さない(・・・・・・)とは言ってない゛




なにこれデジャヴ?そう思ったよね。




でもここは前の領域とは訳が違う。宿儺(・・)の領域なんだ。









「…くっそ痛いんだけど。よくやってくれるよねアンタ。」



「口だけは達者だな。黙っていればいいものの。」



「宿儺だけには言われたくない。悠仁の身体で私に攻撃するのやめて貰えます?」









殴られた腹を摩り、口からこぼれた血を拭いながらそう言う。



悠仁だから、手を出したくても手が出ない…いや。それは言い訳だ。今まで感じたことの無い呪力に、どう術式を放っていいのかがわからない。









「俺が授けた術式(・・)も、まるで使い物になっていないな。」



「俺が授けた術式?」



「記憶も全て消し去っておいたのが吉と出たな。1から俺の好みにしてやろう。」



「私無理だよ。そういうヘンな男無理。」









宿儺の領域に来てから不思議と身体の冷えが無くなった。これも宿儺の術式か。



寒いの無くなったのは嬉しいんだけどもうここから出してもろて。

日本語理解できますか?→←新手のいじめってやつ?



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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時

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