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case5-8 ページ39

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傷ついた。

それは確かだった。







涼音「私たちも、ごめん」


愛華「ごめん、」






振り向いて、そう誤った三人に
どう声をかけていいのか分からない。

あの日から
全てどうでもよかった。

どうでもよくなった。


一人で居る方が楽だった

でも、羨ましかった。



いつも友達と笑って楽しそうなみんなが。






柊「諏訪」





何も言えない私に気づいてくれたのか

先生と目が合うと
先生は唯月に声をかけた。

すると唯月は、
持っていたペンダントを床に投げつけて






唯月「喜志から何も聞かされてないけど
気になって開けてみたらこれが入ってて…

多分、重要な何かだと思う」






その中には、小さなSDカードが入っていた。






柊「お前の思い、受け取ったからな

逢沢」





先生はそのSDカードを取って唯月にそう話すと
パソコンを持っていた逢沢くんを呼び

唯月にちゃんと見ろ
とでと言うように、そのパソコンの中身を見せた。






柊「フェイク動画の顧客リストだ

この中に景山を陥れようとした人物が居る」






中身は、
どうやらフェイク動画顧客リストだったようで

先生がパソコンから離れると
さくらがパソコンに近づいた。






柊「橘、手伝え」






私も見たい、そう思ったのに
先生に呼ばれて準備室へと向かう途中、

さくらや香帆の驚いた声が聞こえる。


…ん?





柊「これで少しは気持ちが変わってくれたかな?

まぁ勿論、そのリストだけじゃ証拠にならないし
まだ背後に大きな力が働いてるかも知れない。

でもだからこそ、ここで退く訳には行かないんだ


景山の死を無駄にしない為にも

もう二度と景山のような犠牲者を出さない為にも



俺に協力してくれないか」








…協力、







瀬尾「さっき、先生が言ってた
迷って踠いてダメになった時、

傷つくどころか手遅れになるんじゃないかって、

犯罪者のレッテル貼られて
普通の道を歩けなくなるんじゃ…」






先生のその言葉にみんなが頷いた時
さっき帰りたいと手を挙げたみんなは

まだ怪しんでいるようで





柊「そんな事にはさせない!

全ての責任は俺が持つ」



兵頭「口では何とでも言えるよな」



柊「だったら、これから説明してやる」






…説明…って?





柊「橘」



A「…」



柊「手伝え」









え_______?









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美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年3月1日 14時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおいそら | 作成日時:2019年1月24日 9時

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