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巻ノ百五十三 ページ8

三代目の登場に立ち上がろうとした紅たち。

ヒルゼン「あー、まあよい。茶を続けなさい」


ササっーと立ち上がれば席を譲り、手を後ろ手に組めば苦笑いを浮かべた。

ヒルゼン「さて、A。わしは使いには出したが、だんご屋にだったかのう」

貴「ハハっ、なわけないじゃないですか。
これからですよ、これから」


アスマ「仕事の途中だったのか」

ガイ「自由!いいですねッ」


ヒルゼン「お前たちは真似するでないぞ」


貴「じゃあガイたち、またねっ」

瞬身で飛べば、屋根に飛び乗りスっと立ち上がって目的地の方向へと体を向けた。

今日は早く帰るって言ったからな、頑張らないとね。




───


「A様、急な出来事にも関わらず スグに駆けつけて頂き 助かりました!」

貴「里の結界だからね。すぐに戻って良かったよ。また不具合がでるようなら知らせて」


確かに里の結界が戻っているのを確認すると空を見て、動揺をするもそれを隠して笑ってみせた。

貴「あ、じゃあ私はこれで。三代目に報告だけお願いね」

「はいっ。ありがとうございました!」



使いを大急ぎで終わらせたというのに、三代目も人使いがあらい。・・・おそらくサボってたからというのもあるが。

結界システムのトラブルが起こり、その対応をしていたら空はとっくに暗くなっている。


最悪だ、急いで帰らないと・・・。

屋根を飛び跳ねるように走り、家に向かって走って行くと焦りに顔も険しくなる。


最近はお互いに忙しいのもあり、すれ違いの生活。
カカシは何も言わないが不満もあるだろう。

カカシが優しいからって甘えすぎていた。
忙しいからって、気づかないフリをして・・・。


カカシだって初めての担当上忍を任され、不安や葛藤もある中 いつだって私を支えてくれた。

私、謝らなきゃな。



貴「カカシっ、ごめんね。遅くなって・・・すぐご飯を」

扉を勢いに任せて開けると返事が返ってくることはなく、部屋は真っ暗。カカシの気配もない。

静かに扉が閉まると電気をつけることも忘れて、部屋に足を踏み入れた。


貴「そりゃそうか・・・・遅くなっちゃったもんね。
さすがに帰るにきまって・・・」

そこまで言って言葉に詰まると床にペタンと座り込んだ。


静か・・・。一人でいるのって、こんなに寂しかったけ。

違う、昔からカカシが側にいたから。
カカシが私の寂しさをうめてくれてたんだ。

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白花(プロフ) - わわさんさん» そう言っていただけて嬉しいです!ぜひ、これからもよろしくお願いします😊ありがとうございました💗 (9月18日 11時) (レス) @page18 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
わわさん - 好きな作品でしかも好きな設定だったので一気見しちゃいました!✨️✨続きが楽しみで仕方ないです!!! 更新待ってます (9月10日 23時) (レス) id: 2393d5040c (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - めぐみさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!クシナとミナト、しばらく出せないと思うと寂しいです😭ようやくナルトたちと関わってきますので、お楽しみに☆ (8月15日 21時) (レス) @page14 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 久々に一気読みするほどどハマりしました!クシナとミナトのあの名シーンは感動ものですね、、、続き、楽しみにしてます!更新頑張ってください‎(๑˙꒳​˙๑)و (8月15日 14時) (レス) id: 206425900b (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます!見ていただいて嬉しいです☺︎︎ (8月10日 22時) (レス) id: 0948fc59e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2023年8月6日 20時

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