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巻ノ百五十 ページ5

うちは一族の事件から少し経ち、何とか落ち着きを取り戻している最中の木の葉。


あれからしばらくの間、私は暗部としてビンゴブック入りしたイタチを追った。

いきなりのSクラス入り、私が行くのは当然だ。


どんな事情があろうと抜け忍となってしまった以上、木の葉の忍としてケジメをつけさせなければいけない。

だからこそ、発見できなかった事に安堵する自分がいた。


見つければ、イタチを始末する事になる。目の前にした時・・・自分はそれができてしまう人間だから。




貴「三代目、お呼びでしょうか」

火影岩の見える開けた場所、天気は快晴 気持ちの良い風が吹いている。

貴「・・・カカシ」

カカシ「!総隊長」

呼び出しに参上すると隣にいる人物に一瞬 反応を見せたが、片膝をついて頭を下げた。


貴「三代目、必要であれば一度私は退がりますが・・・」

ヒルゼン「よい。二人に話があり、呼んだのだ。のうカカシ、Aよ。 お前達が暗部に入って何年になる?」


貴「ミナトが四代目火影に就任すると同時に、暗部入りしたので10年ぐらいになるかと」

カカシ「総隊長と同じく、四代目のときに入隊してから10年近くになるでしょうか」


ヒルゼン「元々はお前が抱えた心の闇を晴らしてやろうと、ミナトはお前に暗部をやらせたのだ。自分の側に、信頼のおけるAの下にお前を置いておく為に」

カカシ「そんな気はしていました」


ミナト兄さんの思い・・・カカシは気づいていたのか。

だけど、兄さんが死んでから私だけでは兄さんの思い描く通りにはできなかった。


ヒルゼン「そのミナトが死に、わしが火影に再任された時、ミナトの暗部をそのまま受け継いだ。だが、わしの側に置いた所でお前の闇が晴れるものではない」

火影岩に送っていた視線を振り返り私たちに向けると目の前で足を止めた。


ヒルゼン「むしろ、深まるばかりだ。その面をとれ」

暗部として使ってきた面。私たちから受け取ると火影様は投げ捨て、面は風にのって巻き上がる。


ヒルゼン「10年か。ちとお前たちに頼りすぎたな。ここに暗部の任を解く!そして新たな任務を言い渡す」

貴・カカシ『はっ』


ヒルゼン「Aには火影補佐を。
カカシ、お前は担当上忍をやれ!」

カカシ「はあっ?」

貴「カカシが・・・担当上忍を?」

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白花(プロフ) - わわさんさん» そう言っていただけて嬉しいです!ぜひ、これからもよろしくお願いします😊ありがとうございました💗 (9月18日 11時) (レス) @page18 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
わわさん - 好きな作品でしかも好きな設定だったので一気見しちゃいました!✨️✨続きが楽しみで仕方ないです!!! 更新待ってます (9月10日 23時) (レス) id: 2393d5040c (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - めぐみさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!クシナとミナト、しばらく出せないと思うと寂しいです😭ようやくナルトたちと関わってきますので、お楽しみに☆ (8月15日 21時) (レス) @page14 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 久々に一気読みするほどどハマりしました!クシナとミナトのあの名シーンは感動ものですね、、、続き、楽しみにしてます!更新頑張ってください‎(๑˙꒳​˙๑)و (8月15日 14時) (レス) id: 206425900b (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます!見ていただいて嬉しいです☺︎︎ (8月10日 22時) (レス) id: 0948fc59e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2023年8月6日 20時

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