巻ノ百七十六 ページ31
我愛羅の名が出ると兄弟の顔に影がかかる。話を逸らしたバキ、どうやらあまり触れてほしくないようだ。
我愛羅・・・か。
いったい、どんな子なのだろうか。
バキ「風影様がお待ちです、行きましょう」
貴「そうね。・・・テマリ、カンクロウといったわね。二人共、今度の中忍試験 参加する際は歓迎するわね」
バキと通り過ぎると小さく会釈する二人。視線を感じながら、当初の目的通り風影の部屋に足を踏み入れた。
部屋の後方で待機するバキ。待っている風影の前にまで来れば、書状を前に突き出した。
貴「木の葉隠れの里 波風A。火影様より書状を預かって参りました。ご確認ください」
風影「木の葉よりご苦労であった。
火影からの書状、確かに受け取った」
貴「それでは、私は失礼させて頂いて・・・」
風影が書状の確認を済ませたのを見ると、淡々と伝えながら風影に頭を下げた。それを止められると僅かに顔を上げる。
風影「待ちなさい。木の葉からわざわざ来てもらったのだ、部屋を用意させよう。休んでいくといい」
貴「風影様。お心遣い、感謝します。しかし、本日はこの辺りで失礼させて頂こうかと・・・」
風影「そうか、それは残念だ。
では、火影殿によろしく伝えてくれるか」
貴「承知致しました」
部屋を後にすれば、案内役のバキに里の出入口まで送られる。
貴「案内、ありがとうございました。では、これで・・・」
バキ「ああ。道中、気をつけられよ」
僅かに走り振り返ってみるも、風にのって飛んできた砂が視界から里を隠した。
風の国 砂隠れの里。名の通り、周りに見えるのは砂のみ。
ここから抜けるのも時間がかかるわね。
来た時と同じように走って木の葉の里へと足を向けた。
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白花(プロフ) - わわさんさん» そう言っていただけて嬉しいです!ぜひ、これからもよろしくお願いします😊ありがとうございました💗 (9月18日 11時) (レス) @page18 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
わわさん - 好きな作品でしかも好きな設定だったので一気見しちゃいました!✨️✨続きが楽しみで仕方ないです!!! 更新待ってます (9月10日 23時) (レス) id: 2393d5040c (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - めぐみさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!クシナとミナト、しばらく出せないと思うと寂しいです😭ようやくナルトたちと関わってきますので、お楽しみに☆ (8月15日 21時) (レス) @page14 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 久々に一気読みするほどどハマりしました!クシナとミナトのあの名シーンは感動ものですね、、、続き、楽しみにしてます!更新頑張ってください(๑˙꒳˙๑)و (8月15日 14時) (レス) id: 206425900b (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます!見ていただいて嬉しいです☺︎︎ (8月10日 22時) (レス) id: 0948fc59e0 (このIDを非表示/違反報告)
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