検索窓
今日:13 hit、昨日:40 hit、合計:17,436 hit

巻ノ百七十六 ページ31

我愛羅の名が出ると兄弟の顔に影がかかる。話を逸らしたバキ、どうやらあまり触れてほしくないようだ。

我愛羅・・・か。
いったい、どんな子なのだろうか。


バキ「風影様がお待ちです、行きましょう」

貴「そうね。・・・テマリ、カンクロウといったわね。二人共、今度の中忍試験 参加する際は歓迎するわね」


バキと通り過ぎると小さく会釈する二人。視線を感じながら、当初の目的通り風影の部屋に足を踏み入れた。

部屋の後方で待機するバキ。待っている風影の前にまで来れば、書状を前に突き出した。


貴「木の葉隠れの里 波風A。火影様より書状を預かって参りました。ご確認ください」


風影「木の葉よりご苦労であった。
火影からの書状、確かに受け取った」

貴「それでは、私は失礼させて頂いて・・・」


風影が書状の確認を済ませたのを見ると、淡々と伝えながら風影に頭を下げた。それを止められると僅かに顔を上げる。


風影「待ちなさい。木の葉からわざわざ来てもらったのだ、部屋を用意させよう。休んでいくといい」

貴「風影様。お心遣い、感謝します。しかし、本日はこの辺りで失礼させて頂こうかと・・・」


風影「そうか、それは残念だ。
では、火影殿によろしく伝えてくれるか」

貴「承知致しました」


部屋を後にすれば、案内役のバキに里の出入口まで送られる。

貴「案内、ありがとうございました。では、これで・・・」

バキ「ああ。道中、気をつけられよ」



僅かに走り振り返ってみるも、風にのって飛んできた砂が視界から里を隠した。

風の国 砂隠れの里。名の通り、周りに見えるのは砂のみ。
ここから抜けるのも時間がかかるわね。



来た時と同じように走って木の葉の里へと足を向けた。

巻ノ百七十七→←巻ノ百七十五



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
539人がお気に入り
設定タグ:NARUTO , カカシ , ミナト
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白花(プロフ) - わわさんさん» そう言っていただけて嬉しいです!ぜひ、これからもよろしくお願いします😊ありがとうございました💗 (9月18日 11時) (レス) @page18 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
わわさん - 好きな作品でしかも好きな設定だったので一気見しちゃいました!✨️✨続きが楽しみで仕方ないです!!! 更新待ってます (9月10日 23時) (レス) id: 2393d5040c (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - めぐみさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます!クシナとミナト、しばらく出せないと思うと寂しいです😭ようやくナルトたちと関わってきますので、お楽しみに☆ (8月15日 21時) (レス) @page14 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 久々に一気読みするほどどハマりしました!クシナとミナトのあの名シーンは感動ものですね、、、続き、楽しみにしてます!更新頑張ってください‎(๑˙꒳​˙๑)و (8月15日 14時) (レス) id: 206425900b (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます!見ていただいて嬉しいです☺︎︎ (8月10日 22時) (レス) id: 0948fc59e0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2023年8月6日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。