巻ノ百六十八 ページ23
ﾅﾙﾄ「イルカ先生に手ェ出すな･･･殺すぞ」
ｲﾙｶ「バ･･･バカ！何で出て来た！逃げろ！」
ミズキの前に立ち、声のトーンが下がったナルト。
生半可な気持ちで出てきた訳ではなさそうだ。
ナルトの背中から目を逸らすと、木に持たれかかったイルカの傷口に手をかざしてチャクラを送り込んだ。
ｲﾙｶ「っ、A様！オレはいいです、ナルトを･･･！」
貴「･･････」
ﾐｽﾞｷ「ほざくな！てめェーみたいなガキ、一発で殴り殺してやるよ！！」
ﾅﾙﾄ「やってみろ、カス！千倍にして返してやっから」
両手の人差し指と中指を立て、それらを十字に交差させたナルト。傷口に手をかざしながら横目で見ると小さく言葉を溢す。
貴「あの････特殊な印は、二代目様の」
ﾐｽﾞｷ「てめーこそ、やれるもんならやってみろ！バケ狐ェェ!!!」
ﾅﾙﾄ「──影分身の術！！！」
次の瞬間、ミズキを囲うように現れたナルトの影分身。
言葉の通り、本当に千人影分身を出している。
貴「さすが･･･あなたの子ですよ」
だよね、ミナト兄さん。
ﾐｽﾞｷ「な！なんだとォ！！」
ナルトが分身の術もできていなかったと、高を括ったミズキの負けだ。至る所からナルトの声がしてくる。
｢どうしたよ、来いってばよ｣
｢オレを一発で殴り殺すんだろ。ホラ！｣
あまりの光景に腰が抜けたのか、その場に尻もちをついたミズキ。片手で手当てを行いながら脚のポーチに手を伸ばした。
クナイを複数取り出して投げつければ、ミズキの服を地面に縫いつけるかのように突き刺さった。
ﾐｽﾞｷ「！なんだコレッ、クソ･･･動けねェ！
てめっ･･･Aか！！」
貴「まだ自分の置かれた状況を理解してないの？
私が手を出さないのよ、感謝してほしいわ」
『──それじゃあ、こっちから行くぜ』
ナルトの影分身がミズキの姿を隠すと森に叫び声が響く。それを見届けると目を伏せて、口元に弧を描いた。
影分身は｢チャクラを均等に配分する｣という特性上、発動するだけで凄まじいチャクラを消費する。
チャクラが大幅に減るという事はチャクラの枯渇を招く、それは死のリスクに直結するため一度に複数人分身する''多重影分身''は禁術に指定しているのに。
この人数の影分身は、人柱力のチャクラ量をもってじゃないとできないわね。
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白花(プロフ) - わわさんさん» そう言っていただけて嬉しいです！ぜひ、これからもよろしくお願いします😊ありがとうございました💗 (9月18日 11時) (
レス) @page18 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
わわさん - 好きな作品でしかも好きな設定だったので一気見しちゃいました！✨️✨続きが楽しみで仕方ないです!!! 更新待ってます (9月10日 23時) (レス) id: 2393d5040c (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - めぐみさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！クシナとミナト、しばらく出せないと思うと寂しいです😭ようやくナルトたちと関わってきますので、お楽しみに☆ (8月15日 21時) (レス) @page14 id: f936ecd47d (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 久々に一気読みするほどどハマりしました！クシナとミナトのあの名シーンは感動ものですね､､､続き、楽しみにしてます！更新頑張ってください(๑˙꒳˙๑)و (8月15日 14時) (レス) id: 206425900b (このIDを非表示/違反報告)
白花(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！見ていただいて嬉しいです☺︎︎ (8月10日 22時) (レス) id: 0948fc59e0 (このIDを非表示/違反報告)
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