番外編 ページ50
木の上を跳んで目的地へと急ぐ。
何かに気がついたのか、Aは足を止めると手を出して、オレの動きを止めた。
鼻についた、鉄のようなにおい。
カカシ「A、近くから血のにおいが・・・」
貴「!血のにおいか・・・すでに戦闘がおきてる可能性が高いんね。カカシ、急ごうッ」
カカシ「ハイっ」
───
─
苦戦を強いられている木の葉の暗部、相手はかなりの手練れのようだ。
「ッ、なんとか情報だけでも木の葉に・・・!」
倒れている仲間も何とか意識を保つ状態、最後まで立っていた木の葉の忍も敵のとうとう膝をついた。
「ハッハッハ!木の葉の忍もここまでだな。せいぜい苦しまずに殺してやるよッ!」
木の葉の忍に向かって振り下ろされたクナイ、次の瞬間には金属音を響かせ木に突き刺さった。
貴「それは必要ないわッ」
敵の前に飛び降りたAは大刀を構えた。
「ちッ、増援か・・・」
一歩後ろへ跳んだ敵は手に持つクナイをAに向かって構える。
Aに続いて飛び降りると血を流している味方の暗部に駆け寄った。
貴「カカシ、彼らを頼むわね。傷は後でみるわ」
カカシ「ハイっ」
貴「さて、ひーふーみーよー・・・数はまずまず。これなら私一人で十分ねっ」
「何だとっ?随分となめられたものだ。援軍かと思えば、2人ともまだガキ!下忍、せいぜい中忍か?」
「こっちの数は20あまり、お前達2人が来たところでどうするってんだ?」
貴「へぇ。たったの20人ぐらいで私を相手にするの?それは私もなめられたものね」
Aは鼻を鳴らすとわざとらしくそう言葉にして口の端をあげた。
普段は子どものようなAだが敵を前にすると途端と頼もしい。
傷ついた暗部はAの姿を見て「フっ」と笑った。
「増援に、木の葉の夜叉か・・・っ。我々に勝機ありだ」
それを聞いた敵の忍は狼狽えた。
「なっ、木の葉の夜叉だと・・・ッ!!?」
「このガキが、まさかあの噂の・・・っ!!」
貴「仲間を傷つけたお前達の代償は大きい。
さあ・・・覚悟してもらおう」
敵を捉えたAの目は冷たく、圧倒的実力差に敵は生唾を飲み込んだ。
──数分もすると敵は皆倒れ、その足元には無傷のAが立っていた。
Aの戦う姿を目の前で見たとういのにまだ信じられない。
圧倒的実力差、敵は手も足も出らず、Aに傷一つつけることなかった。
まさに戦う姿は鬼神・・・
これが敵から恐れられる夜叉の実力か。
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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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