番外編 ページ48
〈恐れられる木の葉の夜叉〉
武器でも見に行こうと里を歩いていたはずだった・・・のだが。
カカシ「何でこんな事に・・・」
貴「いただきまーす!」
割り箸を割る音、その音の方に目を向けるとズルズルとラーメンを食べていくA。
───それは数分前の事。
「カカシ!!」
名を呼ばれ背後に顔を向けると屋根の上に着地したAがいた。
カカシ「A、どうしたんです?」
屋根から飛び降りたAはオレの元へと足早に来て、早速本題を切り出した。
貴「近くにいて丁度良かった、実は───」
自分の声を遮るようにAの腹がなった、それも一度ではなく何度もなっている。
カカシ「めちゃくちゃお腹なってますよ。
ご飯食べてないんですか?」
貴「あ〜・・・それが朝からバタバタしてて、何も食べてないのよー」
お腹をおさえたAは眉をひそめた。
カカシ「・・・止まらないですね」
貴「あ〜!もうムリっ!」
キョロキョロと周りを見渡すと何かを見つけたのか、オレの手を掴んで走り出した。
Aが向かった先は団子屋、そこで3皿、計9本の団子を軽く完食した。
腹も満たされただろう、とAを見ると次はラーメン屋に連れてかれた。
そして現在に至る。
最近気づいたが、Aはかなりの大食いだ。
一番の好物は一楽の醤油ラーメンに甘味、食べる事が好きなAでも苦い物は大のニガテだという。
一体、その細い体のどこに入っていくんだか・・・まるで底無しの胃袋である。
カカシ「はぁ・・・」
額に手を当てため息を吐くと、Aは首を傾げてオレを見た。
貴「どうしたの、カカシ?ラーメンのびちゃうよ。奢りだから遠慮なく食べなよっ」
カカシ「いえ、何でも・・・」
貴「何か悩みでもあるなら聞くよ。
これでも、一応あなたの先生なんだから」
トンッと手を胸に当てるとAはニカッと笑った。
そんなAの目を見据えると少し考えて「じゃあ・・・」と呟いた。
カカシ「上司が自由すぎて振り回されるんですけど
どうしたらいいですかね」
貴「私に言ってるでしょ、カカシ」
401人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ