巻ノ四十五 ページ46
オビトの手に手裏剣が刺さってしまい、訓練は一旦中断しリンが手当てを行っている
私はミナトとカカシと一緒に少し離れた木に背を預け、オビトとリンを待つ。
声までは聞こえないが見る限り、どうやらオビトはリンに怒られているようだ。
貴「あ、そうだ。ミナト兄さん、今度クシナさんに会いたいんだけど・・・時間とれるかな?」
ミナト「Aならいつでも大歓迎だよ。きっとクシナも喜ぶよ、それにしても改まってどうしたんだい?」
視線を逸らすと頬を掻いた。
貴「それが、クシナさんに前に教えてもらった封印術なんだけどね・・・」
ミナト「ああ、あれか。それがどうかしたのかい?」
前にクシナさんが私に教えていたのを思い出したのか、兄さんは首を傾げた。
貴「うん、何だか教えてもらった通りにできてるのか微妙でさ。クシナさんに一度見てもらいたいな・・・って」
ミナト「なるほどね。Aの任務が入ってない日においで、クシナには言っとくから」
手を合わせると兄さんに向かって頭を下げた。
貴「ありがとうっ。兄さん、助かります」
木に背を預けてオビト達を見ていたカカシは珍しく興味津々な顔を私に向けた。
カカシ「へぇ、Aでも苦手な術あるんですね。
バ・・・少し抜けてる完璧超人かと思ってましたよ」
眉を動かすと、ニコーッと微笑んだ。
貴「ねえカカシ・・・・今、バカって言おうとしたでしょ?わかるんだからね?」
カカシ「何のことですか?オレは少し抜けてる、って言っただけですよ。変な言いがかりつけるのやめてください、先生っ?」
何食わぬ顔で平然と言い切ったカカシ。
その声を聞くかぎりカカシは少し楽しんでいる。
貴「こういう時だけ先生って呼ぶんだから、まったく・・・」
ミナト「ん!手当が終わったみたいだよ」
その声にミナトの視線の先を追いかけるとリンがオビトの手を引っ張って駆け寄っていた。
ミナト「オビトの手当も終わったし、実践訓練を始めてもいいかな?」
貴「厳しいのはこれからだからねっ」
『ハイっ!』
木から背を離すと口角をあげて、カカシ達に顔を向けた。
貴「さあ、始めるわよ!」
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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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