巻ノ四十一 ページ42
貴「オビト。どんな時でも貴方の側にいてくれる、そんな人をつくりなさい」
オビト「どんな時でも・・・オレにそんな人できるかな」
貴「もちろん、私もどんな時だって貴方の側にいる。私はいつまでもオビトの先生よ」
立ち上がりオビトに向かい合うと胸元にトンっと指を当てて微笑んだ。
貴「オビト、貴方は誰よりも優しい忍になる。くじけるな、今がダメでもチャンスはいくらでもあるっ」
オビト「・・・A先生っ。うん、ありがとう!
オレ、頑張るよ!」
〜*〜
第三次試験も終わり数日後のこと。
木の葉の火影室に中忍試験の試験官や担当上忍の私にミナトは集まれば、その部屋の中心にはカカシの姿。
ヒルゼン「今後はよりいっそう、その額当てに恥じぬ活躍を見せてくれ。お主は今日から中忍じゃ」
オビトは今回の試験では中忍にはあがれず、カカシは中忍へと昇格することとなった。
きっと悔しかったと思う、だけどそれがオビトにまた火をつけるだろう。
火影室を後にすると私、ミナト、カカシの3人は改めて話ができる場所に集まった。
ミナト「カカシ、中忍昇格おめでとう」
そう言ってミナトは中忍証明書とベストを手渡した。
カカシ「ありがとうございます」
カカシの表情からは感情は読み取りづらいが喜んでいることはよくわかった。
貴「カカシ、おめでとう。
よく頑張ったね、お疲れ様」
手をカカシの頭に乗せてグシャグシャと撫でると少しイヤそうな顔はするものの大人しくしている。
カカシ「ありがとうございます。
・・・いつまで頭撫でるんですか、長いです」
貴「ハイハイ。あ〜あ・・・カカシもオビトもリンもいつか私達を追い越していくんだろうな」
カカシ「その発言、ババくさいですよ・・・」
貴「なっ、カカシ!?」
カカシ「あっ、すみません。口が滑りました・・・」
詫びる気は1ミリも無いのか・・・カカシよ。
貴「・・ったく、相変わらず口が悪いんだからそうだ。
カカシ、オビトとリンの2人にも報告しといで」
ミナト「ん!そうだね。行っといで、カカシ」
カカシ「はい。失礼します」
カカシは頭を下げるとその場を後にした。
ミナト「オレはともかく、Aはカカシ達と同じ年代なんだ。近くで3人の成長を見れると思うよ」
貴「その頃には、兄さんは四代目火影かな」
ミナト「あははっ、そうだと嬉しいけどね」
貴「きっとなれるよ。
火影は・・・昔からの夢だったもんね、兄さん」
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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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