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巻ノ三十四 ページ35

敵の忍と対峙するより、口寄せ動物と戦う事なんかより、よっぽど怖い。

これは持論だが、普段怒らない人ほど怒ると怖い。


ミナト「戦闘が起きたんだ、多少荒れてしまうのは仕方が無い。しかし、これは地形が変わる程の荒れ方だ」


名を呼ばれるとビクッと肩を跳ねらせた。

ミナト「キミがこれを想定できなかったわけないよね?」


その威圧感におされると観念して頭を下げた。

貴「ご、ごめんっ・・・戦闘が長引かないようにはしたんだけど」


ミナト「これは避けられない戦闘だった、周りに民家はないし、口寄せは正しかったとは思うよ」

「だけど」とミナト兄さんは言葉を続けた。


ミナト「ガマブン太の威力は計り知れないんだ」

貴「だよね・・・なるべくガマテルとガマハルを呼ぶようにします」


ガマテルとガマハルの二匹はガマブン太の姪と甥にあたり、大きさは中ぐらい。私の契約蛾蟇である。


ミナト「とにかく無事で良かったよ」

貴「うんっ。カカシ達は戦闘に巻き込まれないよう離れてて──」



そうこう言っていると森の奥からカカシ達の声が聞こえてくる。どうやら戦闘が終わった事が分かり戻って来たよう。

ミナト「三人も無事だね。怪我はないかい?」

リン「はい。大丈夫です!」



ミナト「A、君も怪我はなさそうだね」

貴「敵の忍は中忍がほとんどだったから、それに・・・」



オビト「オレがいたんだぜ、心配いらないよ!ミナト先生!」

オビトは声を遮ると胸をはって自信満々に答えた。



貴「カカシ、オビト、リンの''三人''がいたからね」

額にコツンと拳を当てて「三人」という言葉を強調させた。


オビト「A先生!オレ、ちゃんと活躍して──」

貴「知ってるよ。オビトが医療忍者のリンを庇いながら戦ってるの、ちゃんと見てたから」


柔らかい笑顔を浮かべるとオビトは照れくさそうに鼻頭を指で摩った。

オビト「へへっ、そんなの当たり前だよ!仲間なんだからな」




カカシ「油断して、背後をとられた奴が何を威張ってんだか・・・」

オビト「なっ、カカシ!」




言い合いが始まる前にオビトを制した。

貴「オビト、後は木の葉に帰ってからにしなさい」

ミナト「そうだね。早く報告もしないといけないし、みんな帰ろうか」




オビト「フンッ」

腕を組んだオビトはカカシとは逆の方向に顔を向いて鼻を鳴らした。


カカシ「はァ・・・」

隣にいるカカシが、面倒くさそうにため息を吐いたのは黙っておこう。

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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年9月18日 17時

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