巻ノ三十 ページ31
ｵﾋﾞﾄ「〜っ、A先生！」
貴「なに、オビト？急に大声だして。びっくりするじゃない･･･まったく、はぁ〜」
お椀を置いてそう答えると湯のみに入った温かいお茶をズズっと流し込み息をはく。
ｵﾋﾞﾄ「何でコイツがここにいんだよっ！」
コイツというのは一体誰なのか。
オビトの指差す方へと目を追いかけると、そこにいるのは焼いた魚を静かに口に運ぶカカシ。
ｶｶｼ「･･･食事中ぐらい静かにしなさいよ｣
貴「ああ、今日魚をおまけしてもらったからカカシ呼んでたのよ。二人が揃うなんて初めてねっ」
ｶｶｼ「大体オビトこそ、何でいるのよ･･･」
貴「まあまあ、食事は大勢のほうがいいじゃない」
まさに水と油の二人。
会った瞬間、一瞬にして二人はお互いに嫌そうな顔を浮かべ帰ろうとするんだから。引き止める方も大変よね。
カカシを睨むのを止めてご飯を口にしたオビトは、驚いた顔で私を二度見する。
ｵﾋﾞﾄ「なんだよっ、これ。A先生がこれを作ったなんて、ありえねぇ･･･」
ペシッと軽くオビトの頭を叩くとオビトは手を頭に当てた。
貴「美味しいなら、普通に美味しいって言いなさい」
ｵﾋﾞﾄ「へへっ。でもA先生って、何かもう完璧すぎて･･･できねぇことなさそうだよな｣
貴「そんな事ないわよっ、私にだって苦手な事ぐらいあるわ。ンー･･･と、ねー･･･えっと、あー｣
ｵﾋﾞﾄ「あ、もういいです」
ナスのお味噌汁に炊きたてご飯、それに焼き魚。
オビトはあっという間に食べてしまう。
お茶をすすれば、二人の様子をまじまじと眺める。
カカシとオビト、この二人 案外仲良くなれそうな気がするんだけどな･･･。
ｵﾋﾞﾄ「ん？なあ、A先生ー」
貴「どうした？」
ｵﾋﾞﾄ「あれ、洗濯物濡れてない？」
オビトが指差す先を見ると、大粒の雨が降り注ぎ、今まさに干している服に直撃している。
貴「え？あっ、ちょっ･･･待って！洗濯物〜っ!!」
慌てて立ち上がってベランダに出て行こうとすると下に置いてあった物が見えずにつまづいてしまう。
貴「あっ･･･！」
ｵﾋﾞﾄ「あっ！先生、危な──」
咄嗟に手を伸ばしたオビトだが目を見開くと動きを止めた。
衝撃に備えたが私の体はピタッと動作を止めた。
ｶｶｼ「まったく･･･あなたって人は。
少し落ち着いてください、ケガしますよ」
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ＨＡＮＡ ＭＯＮ(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます！続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (
レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - ＨＡＮＡ ＭＯＮさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので｢木の葉の影」続編も頑張って下さいね！ (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
ＨＡＮＡ ＭＯＮ(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです！すみません！許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ！いつも応援ありがとうございます！ (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか？ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - ＨＡＮＡ ＭＯＮさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は｢img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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