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巻ノ二十九 ページ30

座っているオビトを覗き込むと眠っているようだ。

ここにいるという事は私に用事があったのだろうけど、待ちくたびれて寝てしまった・・・ってとこね。


貴「・・・にしても、よく寝てるわね」

じーっと顔を眺めるが起きる気配は無く、むしろ気持ちよさそうに寝ている。


貴「ったく、忍が私の気配にも気付かずに呑気に寝るなんて・・・これが任務中だったらやられてるわよ」


「やれやれ」と息をはきだすと口元を緩めてオビトの肩に手を置いて数回揺らす。

貴「オビト、起きなさい。
こんなとこで寝てたら風邪引くわよ」


頬杖をついてオビトの頬をつついていると薄らと目が開いたオビトとぱちっと目が合った。

貴「おはよう。目は覚めた?」

オビト「ンー・・・A・・・先生?」


ぼんやりとしてまだ頭が覚めていない様子のオビトは時間が経つと段々と頭もハッキリしてきたようだ。

オビト「!やばっ、オレ寝て・・・いだぁっ!!」


数回瞬きをしたオビトは急に立ち上がり、勢いよくオビトの頭と私の顎がぶつかる。

お互いにぶつけた箇所をさすれば痛みに悶えた。

貴「ッ〜・・・急に立ち上がらないでよ」



オビト「A先生、今何時!? もしかして夜!?
嘘だろっ、来た時はまだ明るかったのに・・・!」

貴「もう夜の8時よ。オビトはどうしたの?私に何か用事でもあったんじゃないの?」


オビト「ああ!A先生に修行つけてもらおうと思って!だから、先生が帰ってくるの待ってたんだよ」

貴「へ〜、それは関心ね」



オビト「だろっ。それなのにA先生いないし、全然戻ってこねーんだもん」

貴「火影様に呼ばれてたのよ。一体いつから待って・・・」


言葉を遮るように鳴るお腹の音、どうやらオビトから聞こえてくる。オビトはお腹を押さえて肩の力を落とした。

オビト「!・・・そういや、飯食べてなかったんだ」


少し考える素振りを見せるとドアを開けて微笑むとオビトに顔を向けた。

貴「待たせたお詫びにご飯食べていきなさい。
修行は朝一番につけてあげるから」


オビト「えっ、ほんと!? A先生。
さすがオレが認めた先生だけあるよ!」


それは喜んでいいのかわからないがオビトのはしゃぐ姿に思わず笑みが溢れた。

貴「ほらっ、入るわよ。オビト」

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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年9月18日 17時

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