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巻ノ二十八 ページ29

呼び出しを受けた私は火影室にやって来ては火影様の前で片膝をついた。

貴「三代目様、お呼びでしょうか?」


ヒルゼン「A、班が結成され一年が過ぎた・・・カカシ達はどうだ?」

貴「私が見るかぎりではカカシ、オビト、リン、いずれも確実に成長しています。ですが・・・」



言葉を詰まらせると、三代目は私の言いたい事が分かっているように頷いた。

ヒルゼン「ルールに厳密なとこは変わらないか」


貴「はい・・・オビトとは流儀が違い、よくぶつかる事はあります。ですがオビトがカカシを変えてくれる、そう私は信じています」


ヒルゼン「そうか。A、カカシとオビトを信じると言ったお前を・・・わしは信じるとしよう」

火影様は優しい目をして、そう頷いてくれる。


貴「ありがとうございますっ」


腰を上げて扉に向かおうとすると「ところで」と続けた三代目の言葉に動きを止めた。

ヒルゼン「A・・・ダンゾウから根に勧誘されておるらしいな」



貴「!・・・知っていたのですね」

目を見開かせるとその場で振り返り三代目の顔をじっと見据えた。


ヒルゼン「わしが口を挟んでもいいものかと悩んだが、ダンゾウの元に行かせるのは少々心配でな」

三代目は煙管に触れてスっと目を伏せた。


ヒルゼン「ダンゾウはあの頃のお前を知っておる。あやつがAに与える影響は良いものではない、今のお前には必要のないものだ」


「フっ」と頬を緩めると三代目と静かに目を合わせた。

貴「三代目、私には大事な部下がいます。ダンゾウ様の元に行くつもりはありません、安心して下さい」


ヒルゼン「そうか。だが執拗に誘うようなら、わしからダンゾウに注意しよう」

貴「ありがとうございます。では・・・私はこれで」



火影室を後にして屋根の上に飛び上がると風が身体をすり抜けていく。

一瞬 火影邸を振り返るもすぐに前へと顔を向き直し、まっすぐ家へと帰る。



タンっ、タンっと屋根の上を進んで行く間、私に気づくと道から手を振ってくれる里の人達。

「Aちゃん!またおいでよ〜っ」

「うちにもね!安くしとくよー!」


貴「ははっ、ありがとう!また行きますねっ」

笑顔で手を振り返すと足は緩めずにそのまま走り続け、すぐに家へと着いた。



貴「さてっ、明日は里外任務だったよね。
後でミナトに確認を・・・」

そこで言葉を止めると自宅ドアに背を預けて座っているオビトの姿に首を傾げた。

貴「オビト?」

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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年9月18日 17時

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