巻ノ二十五 ページ26
ミナト班が結成して早くも一年が経とうとする頃。
三人とも忍としてのスキルは上がっている、しかしカカシがルールに厳密なのは今だに変わっていない。
だけど任務を重ねる内に三人との距離は近くなった、それも特に・・・。
カカシ「はぁ、A言ったでしょーよ。
オレは甘い物は好きじゃないって」
貴「ふぉういへはいっへはね(訳:そういえば言ってたね)」
三色だんごを頬張っている間、カカシは隣で静かにお茶をすすっている。
カカシ「なに言ってるか分からないし・・・。
これじゃあ、どっちが年上かも分からないですね」
貴「ひふれいへ(訳:失礼ね」
ぱくっと最後のだんごを口の中にいれると満足してお茶を一口。
貴「ふぅ、美味しかった。カカシ、ごちそうさま!」
カカシ「じゃ約束守ってもらいますよ、A先生?」
貴「・・・あー!そういえば、ミナト兄さんに呼ばれてるんだった───・・・ってーのは冗談でっ」
その場から立ち去ろうとした瞬間、背中に向けられたクナイに気づくとそれは諦めた。
貴「ハイハイ、わかったわよ。
それじゃあ演習場に行きますか」
───
─
カカシ「じゃあ遠慮なくいかせてもらいますよっ」
演習場に着くなりそう言って向かってくるカカシ、どうやらやる気満々のようだ。
カカシ、ほんと私には遠慮ないからなー。
腕でガードしながら後退すると姿勢を低くしてカカシの足を蹴る。・・・が、カカシは後方に跳び、蹴りを避けた。
前に比べて一撃が重くなってる、ガイと組み手でもしたか。
体勢が整っていないカカシに向かって跳び、拳を振り上げたがカカシは横に避ける。
そのまま拳は地面に振り下ろされ、ヒビが入っていくと辺り一帯は地面が抉られ砂煙がたつ。
貴「イイ動きね」
カカシ「もらった!」
背後から拳を振り上げるカカシ。そんなカカシの首を背後からもう一人の私が締めて背中にクナイを当てた。
地面を抉った私は砂煙に紛れてボフンと煙をたてて消える。
カカシ「くっ、影分身・・・」
カカシの力が抜けたとこで腕を緩ませると組み手は終了。
カカシ「・・・オレがAの蹴りを避けたときですね、影分身にすり替わったの」
貴「正解っ。カカシ、以前より一撃、一撃が重くなってたわ。もしかしてガイと組み手でもした?」
カカシ「あいつ、しつこいんで・・・。Aは相変わらずですね、地面なんかボコボコに抉られてるし・・・」
貴「まだまだカカシには敗けられないからね」
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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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