巻ノ十五 ページ16
敵は次々に姿を現し、私達は囲まれる。
ミナト「(これはまずいね・・・)」
敵の数を把握するが、これは厳しい状態だ。
かなりの数、オビトを守りながらするにはキツいか・・・一瞬で終わらせるしかなさそうね。
敵の手が微かに動いたのを見逃さずに印を素早く結ぶ。
貴「水遁・水陣壁!」
私達を囲むように地面から水が猛烈に吹き上がると、一瞬で水の壁ができる。
四方八方から投げられたクナイは水の壁に弾かれ、カランっと音を立てて地面に落ちていく。
貴「カカシとリンの二人も気がかりだし、そう時間はかけてられないわね」
兄さんと合わせた背中、それだけで思いが伝わる。
視線は敵の忍に向けたまま兄さんは私に合図をだした。
ミナト「A、いくよ」
貴「了解」
オビト「え、ミナト先生?A先生?何を・・・・」
術を解いた瞬間、私と兄さんは持っていた術式を書いたクナイを忍に向けて投げた。
ミナト「オビトは動かないで、俺達がやる」
オビト「は、はいっ」
ミナトの言葉が言い終わると同時に私達は飛雷神の術をつかい、オビトの前から姿を消した。
「なっ、どこに・・・」
「うわぁあぁーっ!!」
オビト「す、すげぇ・・・これが木の葉の黄色い閃光と夜叉っ。姿がまったく見えねぇ」
敵を殲滅していき、兄さんと背中合わせになるがすぐに離れ、次々に敵の背後にまわり倒していく。
姿を見せることすら許さず、敵の背後をとれば、躊躇うことなく大刀を振るった。
背後から飛んでくるクナイを大刀で弾くと拳が振り上げられる。瞬時にガードをして受け流すように腕に触れると拳の軌道を変えた。
「くそっ、木の葉の夜叉め・・・ッ」
反撃すると敵は傷を負いながらも移動する。
貴「オビト、後ろだっ!!」
オビト「っ!?」
オビトの首に腕を回そうとする敵。
貴「そこまでだ、動くなっ」
「!いつの間に・・・っ」
敵の腕に浮かび上がる術式。拳の軌道を逸らした時にこの敵には既に腕にマーキングをつけておいた。
オビト「A先生・・・!」
背後にまわると大刀を背中に当て、静かに眼を細めると耳元でささやいた。
貴「・・・相手が悪かったわね」
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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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