巻ノ十一 ページ12
ヒルゼン「ふむ・・・たった一日で里の雑用依頼が全部消えてしまったわい」
筆を置いた火影様はパイプを口に咥えた。
こんな事は今までで初めてのことだろう。依頼がなくなったことで、対応を決めかねているようだ。
オビト「だろう!オレは火影になる男だからよ!
この程度は当然だぜ!」
得意げなオビトは胸をはって三代目を前にそう言い切ってしまった。確かに、自信があるのはいいことだけど・・・。
しかし、その自信が己を強くするのだろう。
ミナト「火影様、どうやら彼らは我々が思ったよりはるかに優秀なようです」
ヒルゼン「うむ、そうじゃのう」
貴「三代目様、どうでしょう?
任務をDランクからCランクに上げてみては」
三代目はパイプに手を当てて考える素振りを見せると私と兄さんに顔を向けた。
ヒルゼン「カカシは実戦の任務経験も豊富だし・・・明日からのミナト、A、お前達の任務に同行させてみるか」
貴「あぁ、あの任務ですね」
三代目のその提案にあのカカシも僅かに反応をみせた。
カカシ「ミナト先生とAの任務・・・」
オビト「それってホントの実戦か!?」
キラキラと目を輝かせて、分かりやすく喜びを表面に出しているオビト。
ヒルゼン「そうじゃ。ミナトとA指名の任務が入っておる」
ミナト「任務といってもCランクだよ。危険がまったくないと言ったらウソだけど、かなり低い」
ヒルゼン「ミナトとAが任務の間、お前達には里の残りの雑用を頼もうかと思っておった」
「しかし」と言葉を続ける三代目にオビト達は注目をした。
ヒルゼン「その雑用がなくなってはのう。かといって遊ばせておくわけにもいかんしな」
オビト「よっしゃ〜!」
リン「これで私達も本格的に任務を開始ね!」
それぞれ嬉しそうに声をあげて、初めての実践任務に心を躍らせているよう。
貴「三人共、明日は各自しっかりと準備して時間通りに来ること。今回は他里も関わってくることだからね。特にオビト、分かったね?」
腰に手を当てて腰を折るとオビトの鼻頭に指を突きつけ、念には念を押す。
オビト「うっ・・・はい」
返事をしたオビトを見るとパッと笑顔を浮かべ、頷いた。
貴「うんっ。それなら、よろしいっ」
ミナト「じゃあ、みんな明日から頼んだよ」
『はいっ!』
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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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