巻ノ一 ページ2
巻物に筆をはしらせる三代目火影、猿飛ヒルゼン。
呼び出しを受けた私は火影室に入ると三代目様の前で膝をついた。
貴「三代目、お呼びでしょうか?」
ヒルゼン「ああ、お前に一つ聞きたいことがあってな。
・・・A、はたけカカシを知っておるか」
貴「はたけカカシですか。
それはもちろん知っていますが・・・」
筆を止めた三代目様に顔を向けると''はたけカカシ'' その人物を思い浮かべる。
貴「確か、優秀な忍と聞いています。ただチームワークがとれないという事で問題になっているとか・・・」
ヒルゼン「やはり、お前の耳にも入っておったか」
顎に手を当てた三代目様は私の反応を想像していたかのような表情を浮かべた。
そんな時、火影室の扉のノック音が部屋に響くと続けて聞き覚えのある声がする。
「失礼します」
貴「!・・・」
火影室に入って来たのは木の葉でも優秀な忍の一人、波風ミナト・・・私の七つ離れた兄である。
私達はお互いに気づき目を合わせたが言葉を交わすことはせず、兄さんは隣で膝をついた。
ミナト「お呼びですか?」
ヒルゼン「うむ。お前達に頼みたいことがある」
筆をおいた火影様は立ち上がる。
ヒルゼン「はたけカカシは優秀な忍だ」
そう言い切った三代目様だが厳しい表情のまま「しかし」と言葉を続けた。
ヒルゼン「ルールに厳密なあまり配属されたどの班でも先輩や同僚とぶつかり問題を起こす。いかに技が優れていようと、人間としてはまだまだ未熟だ」
はたけカカシ、彼はあの人の息子だ。
そんなにもルールに厳しくなった理由はきっと──。
ヒルゼン「ルールを破り仲間を守ったため自ら命を絶った父親の死が影を落としているのだろう」
貴「・・・・・」
ミナト「・・・それで私共に預れと」
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HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» まだまだお話は続きます!続編でもどうぞよろしくお願いします。 (2017年1月16日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 画像が上手く出来なかったのがその気持ちよくわかりますでも大丈夫ですよいくつでも送るのが出来ますので「木の葉の影」続編も頑張って下さいね! (2017年1月10日 9時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
HANA MON(プロフ) - 猫裏人さん» 画像がうまく載れてなかったみたいです!すみません!許可がでしだい載せ直したいと思います。また描いてくださってすみません。コメントはいつでもどうぞ!いつも応援ありがとうございます! (2017年1月10日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - イラスト消えないうちに観てくれたら嬉しいと思ってますコメント機会あったら書いていいですか?ご迷惑かけてすみませんでした。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
猫裏人 - HANA MONさん» 夜分にすみませんイラスト紹介載せてありがとうございますイラスト観たら写真がなかったので今回は水性色鉛筆で使ってみましたが送り直しますねURL は「img@uranai. nosv. bbs /img / 」です間違ったらすみませんもしできなかったら名前だけ載せてOKですので。 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 041491251f (このIDを非表示/違反報告)
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