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一睡もできなかった私の目の下にはクマができている
スマホを見ると一件の通知
“ごめん”
和典からだった
なんで謝るの..？
私が悪い事したなら謝る必要ないじゃない
何が悪かった？
言ってくれなきゃわかんないよ
それから1ヶ月ちょっとたったある日
まだ和典との仲はあれから良くないまま
話す機会もなかった
やっぱり学校に会いに行こう！
そう思って開成に向かっている途中
私のよく知る人物“浬”がいた
「かい..」
話しかけようとして手を振ろうとした瞬間
見てしまったのだ
他の女の子と手を繋いで歩いているのを
わかっていた事なのに
なんとなく予想はしていた事なのに
やっぱり辛いのか、涙が出てきちゃったよ
でも、こんな時まで和典が頭に浮かぶ
バカだな....
男に捨てられたと確信した直後に他の男の事を考えてしまうなんて
この気持ちは一体なんなの...？
わかんないよ
涙がポロポロ
１つ、また１つと流れてくる
開成の近くまで来たので開成生がよく通る道で顔を一切隠すこともなくただ泣いていた
悲しい気持ちよりも悔しい気持ちの方が大きくて
自分でも何が何だか分からなかった
「....彩？」
声を聞いた途端
誰だかわかってしまった
久しぶりの、1ヶ月ぶりの和典の声だって
振り向いたら和典がいて、和典の友達もいた
「なんで泣いてんだよ」
彼の表情は怒ってるようで悲しそうだった
「....寒いからさ、目が乾いちゃったみたいだよ」
そうやってニコって笑ってみせる
和典の友達の黒髪の大人っぽい人以外はなんだなんだと驚いた様子
「キミ。立花彩ちゃんだよね？大丈夫？」
彼がなんで私の名前を知っているのかすら分からないけれど
「はい。本当はちょっと嫌なものを見てしまいました」
鋭い黒髪さんはすぐさま私より前を見る
「やっぱり噂は本当のようだ」
「なんだよ黒木。詳しく話せよ」
「おーい！上杉の知り合いか！？詳しく話しやがれ！」
どうやら仲がいいようで、見てるだけで面白い
「和典、私が悪い事をしたなら謝る。家に帰ったら連絡ちょうだい。」
まだ真冬の冷たい風に吹かれながら
髪がボサボサになってしまわないように髪をおさえた
まだ残った涙を流して、笑ってみせた
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寧々奈(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡大変嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2019年5月9日 18時) (
レス) id: 6027487ef3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 超！面白いです！がんばってくださいね！ (2019年5月8日 23時) (レス) id: cbcf733df5 (このIDを非表示/違反報告)
寧々奈(プロフ) - マリーさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！(^^) (2019年5月8日 19時) (レス) id: 6027487ef3 (このIDを非表示/違反報告)
寧々奈(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！ (2019年5月8日 19時) (レス) id: 6027487ef3 (このIDを非表示/違反報告)
マリー - すごく面白いです！ 更新頑張ってください！ (2019年5月8日 1時) (レス) id: 9b8d10b961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寧々奈 | 作成日時：2019年4月10日 19時
